●デビュー・シングルにつきまして、タイトル曲「Lightning」はどのようなイメージで制作していった楽曲なのでしょうか?
川村壱馬「タイトル曲に関しては制作後にデビュー・シングルに決まったんですが、デモ音源を聴いた瞬間に「絶対にこの曲をデビュー曲にしてやる!」という気持ちで取り組みました。自分たちが目指しているHIP HOP観の詰まったトラックで、なおかつキャッチーさも含まれていたので、THE RAMPAGEを象徴する曲になると感じました」
RIKU「曲名の通り、稲妻のような激しさや勢いをヴォーカル3人が先陣を切って表現すべくレコーディングさせていただいた曲です。メッセージ性も強いリリックで、自分たちで限界を作らず常に上昇していくんだという覚悟を伝えられる楽曲になったと思います」
●リリック面で特に思い入れのある歌詞があれば教えてください。
吉野北人「ブリッジでRIKUさんが歌っている〈僕らなら辿り着ける 約束の場所へ〉という歌詞です。この16人で夢の場所へ行ってやるという決意表明とも受け取れるメッセージに胸が熱くなりました」
RIKU「自分もそのフレーズは思い入れが強いです。未熟な自分たちが、いつか先輩方のように夢をつかんで大きくなっていくんだって覚悟を表現できた特別な歌詞だと思っています」
川村壱馬「僕はサビの〈全てを変えろ〉の後に続く〈何もない場所から 描き始めるヒストリー〉という歌詞です。何もない場所から常識を覆して自分たちのスタイルを作り出していくという、THE RAMPAGEの想いが凝縮されていると思っています」
●トラックについてどんな印象を抱きましたか? また、どんなパフォーマンスをしたいと思いますか?
LIKIYA「曲の始まりから力強く勢いがあって、THE RAMPAGEらしい楽曲だと思いました。自分たちの今の想いをヴォーカルが歌で表現しているように、パフォーマーも体に乗せて表現したいと思って振りつけを考えました」
●楽曲が仕上がった今、リスナーにどんな風に届いて欲しいと考えていますか?
川村壱馬「今年の武者修行で12万人のお客さんにTHE RAMPAGEを披露してはいますけど、まだTHE RAMPAGEがどんなグループなのかは浸透していないと思っています。だからこそ、この曲でTHE RAMPAGEの色を知っていただけたら嬉しいです」
●カップリングの「ELEVATION」はどのようなイメージで制作していった楽曲なのでしょうか?
吉野北人「THE RAMPAGEの黒い部分は控えめに、ノリがあって新鮮な楽曲に仕上がったと思います。自分たちのフレッシュさだったり勢いっていうものが、この楽曲には詰まっていると思います。あきずに聴けてテンションも上がる曲だと思います」
●もう一方のカップリング「GO ON THE RAMPAGE」についてもお話を聞かせてください。
川村壱馬「ここまで2年半の活動の軌跡を表現した楽曲です。メイキング映像が似合う曲だと思います」
●あと、他では目にすることのないダンス・トラックなる曲「Get Ready to RAMPAGE」も収録されていますが、どんな意図を持って収録を決めた楽曲なのでしょうか?
LIKIYA「THE RAMPAGEはパフォーマーが13人もいて、その人数を活かしたダンス・エンターテインメントが見せられる曲を自分たちで発信していきたいという想いから作らせていただきました」
陣「2014年の武者修行の頃からずっとダンス・トラックはパフォーマンスの一部になっていたので、自分たちにとって必要不可欠な要素なんです。ただ、ダンス・トラックを楽曲としてデビュー作品に収録できたことには特別な想いがあります。THE RAMPAGEのストリート感やHIP HOP観を、このダンス・トラックを通して感じていただきたいと思っています」
●今回、4曲収録となったデビュー・シングルでTHE RAMPAGEのどんな一面を提示できたと実感していますか?
川村壱馬「今までのTHE RAMPAGEの2年半を詰め込みつつも、これからの自分たちのグループ像や可能性を感じていただくことのできるデビュー作になったと思います。MVを含めて、男臭さとか今までにないものを提示できたように思います」
陣「2年半ずっと追い続けてきたデビューという目標が、ようやく今作で実現しました。今の自分たちを直球ストレートで表現した4曲であり、グループの音楽的特徴のひとつでもあるHIP HOPというものを世の中に発信できる作品になったと思います」
LIKIYA「2年半の月日の中で経験したぶつかり合いも含めて、様々な状況で実感した想いがこのシングル作品に詰まっています。今後のTHE RAMPAGEというものも、この作品を通して期待していただけたら嬉しいです」
●そんな最強のデビュー作を手に入れたメンバーのみなさんに改めておうかがいします。歌い手やパフォーマーとしてのそれぞれの魅力、または目指すところを聞かせてもらえますか?
陣「自分はリーダーという立場なので、まとめ役としてグループを底上げできるようにがんばっていきたいです」
RIKU「女性シンガーにも負けないハイトーン・ヴォイスだけでなくファルセットなども得意なので、そういった次元離れしたところも個性だと思っています。縁の下の力持ちとしても陰ながらみんなを支えられる存在でありたいと思っています」
吉野北人「歌をうまく歌うことはもちろん、しっかりと感情を込めて歌うことを大事にしていきたいので、そこを感じていただきたいです。ストリート色の強いTHE RAMPAGEはドレッドやコーンロウのメンバーもいて怖い印象があるかもしれないですけど(笑)、その中でも自分は中和する存在いうか、独自の色を放っていければと思っています」
LIKIYA「ダンスが上手な人は世界中に本当にたくさんいると思うので、パフォーマーという表現者として楽曲の世界観をしっかり伝えられるように自分を磨いていきたいと思っています。また、リーダーとしてグループのメンバーを引っ張っていくことはもちろん、THE RAMPAGEの色をもっと引き出して、グループの持つHIP HOP色を色濃くしていくのが自分の役割。そのためのBADBOYキャラを大事にしていきたいです」
●では、デビューを迎えたTHE RAMPAGEが描く現在の夢とは?
川村壱馬「常に物事を大きなスケールで考えながら、自分たちならではのエンターテインメントで世の中にムーヴメントを起こして、THE RAMPAGEをモンスター・グループと呼ばれるような大きなグループにしていきたいです」
●グループとしてここだけは負けられないという、自分たちの魅力はどんなところだと思いますか?
吉野北人「16人という大所帯であることと、メンバーそれぞれの持つ若さ、勢い、強いエネルギーだと思います」
陣「16人それぞれに違う個性があって役割があるので、それを活かして何から何まで自分たちの力でクリエイトしていくグループでありたいです」
LIKIYA「今の音楽シーンではあまり考えられない形のグループだと思うので、自分たちのパフォーマンスが伝わるライヴを一番の魅力にしたいです」
●リーダーが捉えている、THE RAMPAGE魂とはどんなものでしょうか?
LIKIYA「いかにまっすぐ突き進んで、まっすぐに想いを伝えられるか、そんな自分自身を貫くスタンスだと思います」
陣「本当にその通りで、自分たちが思うことを直球ストレートで貫き通すことだと思います。そういった男臭くもひたむきに進んでいく姿勢が、THE RAMPAGE魂だと思います」
●では、本当に最後になりますが、デビュー・シングルを待っていてくださったファンのみなさんにメッセージをお願いします。
川村壱馬「自分たちの楽曲がTHE RAMPAGE名義で世の中にリリースされるのは初めてなので、今まで待っていてくださった方には「お待たせしました!」という気持ちでいっぱいです。全力で魂を込めた作品ですので、ぜひ楽しみに聴いていただけたらと思っています」
吉野北人「結成から約2年半をかけて経験してきたことや、様々な想いがこの作品に詰まっています。そういった想いの部分にもぜひ耳を傾けていただけたらと思います」
RIKU「自分たちのここまでの軌跡がこの4曲に凝縮された内容になっていますので、全身で体感していただきたいです。その上でメンバー全員、一刻も早く生でお届けしたいと思っていますので、僕たちがパフォーマンする日を楽しみに待っていてください」
■関連記事
SPECIAL INTERVIEW ~DOBERMAN INFINITY~
➡自分たちらしくいることが〈OFF ROAD〉
➡AK-69さんとのコラボ曲「Shatter」について
➡幕張メッセ3周年特別記念公演『iii-three-』を終えて
SPECIAL INTERVIEW ~THE RAMPAGE from EXILE TRIBE~
➡「100degrees」は僕たちが今やりたいHIP HOPをはっきりと提示できる楽曲
➡デビュー・シングル「Lightning」はどのようなイメージで制作したのか
「Lightning」
2017年1月25日(水)発売
[CD+DVD]RZCD-86226/B¥1,800+税
[CD]RZCD-86227¥1,200+税
【公式HP】http://the-rampage.jp/