●5月13日(土)と14日(日)幕張メッセ国際展示場ホールで行なわれた3周年特別記念公演『iii-three-』を終えた感想から話を聞かせてください。
KUBO-C「今年2月から約2ヶ月間かけて全国を廻らせてもらった、ホール・ツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』で吸収したものを3周年特別記念公演『iii-three-』で表現させてもらいました。3周年特別記念公演では『TERMINAL』ツアーではやらなかった曲もセットリストに入れて、今までのDOBERMAN INFINITYのワンマンの中でも一番完成度の高いライヴになったと思います。まさに、ライヴのベスト盤が作れたような気がしています」
●3周年特別記念公演には、本当に豪華なゲスト・アーティスト(DANCE EARTH PARTY、DJ DARUMA、JAY’ED、CRAZYBOY、ANARCHY、MIGHTY CROWN、EXILE SHOKICHI、KING OF SWAG、EXILE AKIRA、AK-69)が出演しましたよね。
GS「楽曲制作に関わっていただいた方がほぼ全員出演してくださったので、本当に嬉しかったです。まだリリースしていない楽曲でAK-69さんにもアンコールで出ていただいたり、本当に多くの方々の助けがあってこその2日間だったと思います」
●では、今回のミニ・アルバム『#PLAY』は、どのような想いで制作に取りかかった作品なのでしょうか?
KUBO-C「ホール・ツアー、3周年特別記念公演、そして今回のミニ・アルバムの制作と、すべてが同時進行でした。だから、ライヴのリハをしながら新曲を完成させていった感じです。ミニ・アルバムのテーマとしては、やっぱり「DO PARTY」の流れがあったと思います。いろんなパーティを連想して発展させていった結果、〈PLAY〉というキーワードに辿り着いたんです。遊ぶためには仕事しなきゃあかんし、がっちり仕事するためには遊びも必要。そういう気持ちを込めて作ったのがタイトル曲の「#PLAY」で、ミニ・アルバム全体に通じるテーマだと思ってます」
SWAY「今までのDOBERMAN INFINITYにはない楽曲が揃ったミニ・アルバムだと思います」
P-CHO「このタイミングじゃなかったら生まれていなかった作品なのかなって思いますね。特に「#PLAY」に関しては、絶え間なく活動を行っている今だから書けた曲。充実した活動があるからこそ遊びを大切に考えられて、遊びがあるからこそ仕事も充実するんだってことを再確認しました」
GS「今回のミニ・アルバムに関しては、それぞれのバースを個々で考えるんじゃなくて、全体を通して5人で作っていった感が強いです。一緒の時間を共有して作った1枚だと思います」
●収録曲について。3曲目の「Living happily」は、DOBERMAN INFINITYらしい共感度の高い楽曲になりましたね?
KAZUKI「一度聴いたら忘れられない曲だと思います。僕らもオケを聴いた時点では、まさかこんなにストーリー性のある曲に仕上がるとは思ってなかったんですが(笑)。〈なんか分かんないけど Celebration〉は個人的にパンチラインです。いろんなトラブルとかも歌っているんですけど、言い回しが面白いので、ちょっとクスッとしながら聴いてもらえると思います」
SWAY「誰にでも小さなハッピーってあると思うんですよ。コンビニに財布を置き忘れて、取りに戻ったおかげで出会いがあったりとか、毎日の生活の中にある小さな幸せに気づけるといいよねって曲です。追われた生活をしていると、街中に溢れている小さなエンジェルを見逃してしまうけど、ゆとりをもって歩くと見つけられるよっていう提案ソングです」
●今作のタイトル曲になった6曲目「#PLAY」からは、どんなメッセージを感じ取って欲しいですか?
SWAY「今回のミニ・アルバムの中で一番最後にでき上がった曲で、〈PLAY〉とは何ぞやってところを追求した曲です。大人になって考える、遊びのありがたみっていうんでしょうか。僕らだったらアルバムを作り終えたタイミングやツアーの打ち上げで祝杯を上げる瞬間だったりするんですけど、学生さんだったら平日は勉強をがんばって土日が〈PLAY〉なのかもしれませんし、会社員の方だったら自分が関わったプロジェクトの達成感が〈PLAY〉だとも言えると思うんです。だから、〈PLAY〉って言葉に対しては、〈WORK〉って言葉も絶対に欠かせない。自分がやるべき仕事や勉強をがんばって、そしてより良い〈PLAY〉をしようってメッセージを感じ取って欲しいです」
KAZUKI「それぞれの生き方でいいし、本気で働いて本気で遊べば、そこから生まれるものが必ずあると思うんです。こういうメッセージ性のある曲を今っぽいサウンドで届けられたのも、この曲のポイントだと思います。最後は少し切なさも感じられるトラックで、青春が見え隠れするサウンドになったと思います」
●今作では、どんなDOBERMAN INFINITY像を提示できたと思いますか?
GS「先行シングルの「DO PARTY」からパーティというコンセプトで曲を作っていく中で、『#PLAY』というタイトルで作品をくくることになって、自分たちも今までにない視点が持てたり挑戦も多い作品になったと思います。いつもと変わらず「より良い作品を届けたい」という一心で制作したので、そう感じてもらえたら嬉しいです。次の作品の制作に向けてレベルアップできた1枚だと思います」
●最後に、シングル「DO PARTY」に続く今作を心待ちにしてくれていた方にメッセージをお願いします。
KAZUKI「今までも〈ALL ROUND HIP HOP〉をテーマにいろんな楽曲に挑戦してきましたが、この作品でも全曲シングル級の新曲が揃ったと思います。みなさんに共感してもらえる歌詞、これからの夏の季節にぴったりの曲が収録されているので、ばっちり聴き込んで僕たちのライヴに遊びに来てください」
P-CHO「KAZUKIの言った通り1曲1曲がシングル級なので、ファンの方々の期待を裏切らない作品になったと思います。この1枚の中には、日々の生活の中でフィットする歌詞や曲調が詰まっています。今作で、よりDOBERMAN INFINITYの音楽を身近に感じてもらえたら嬉しいです」
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➡デビュー・シングル「Lightning」はどのようなイメージで制作したのか
『♯PLAY』
2017年6月14日(水)発売
LDH MUSIC
初回限定盤(CD+DVD) XNLD-10001/B ¥2,315+税
通常盤(CD) XNLD-10002 ¥1,750+税
【公式HP】dobermaninfinity-ldh.jp/