2023年5月、佐賀市にオープンした新時代のエンターテイメントアリーナSAGAアリーナのオープン記念イベント、佐賀県文化芸術祭を6月4日に開催。
壮大なスケールで行われた記念イベントの中の第2幕は、佐賀県唐津市出身の音楽プロデューサー、西尾芳彦さんが手掛けたステージイベント。
音楽塾ヴォイスの塾長として、これまで数々の有名アーティストを育てた西尾芳彦さん、このイベントにも出演した最年少11歳のテテラポさんに話を伺った。
★西尾芳彦プロフィール
音楽プロデューサー/作詞・作曲家/音楽塾ヴォイス 塾長/株式会社Vプロジェクト・株式会社セカンドステージ 代表
1986年、オーディションをきっかけにメジャーデビュー。一時音楽業界を離れるが、1995年に帰郷後、自身の経験、音楽理論と実戦テクニックを徹底的に練りこんだヴォイス理論を詰め込み、福岡と東京に「音楽塾ヴォイス」を開校。以後、YUI、絢香、家入レオ、Chilli Beans、Vaundyなど有名アーティストを輩出。現在も音楽塾で指導にあたりながら、アーティストの発掘、プロデュースを行っている。
今回、このイベントのために書き下ろしたオフィシャルテーマ♪「With You!」は必聴!
●西尾芳彦さんinterview
Q1.これまで数々のアーティストを生み出してきた西尾さんですが、音楽業界を目指す者にとって大切だと思われること、必要だと思われることなど教えてください。
そうですね。やはり、自分の夢の大きさであったり、深さであったり、思いの強さというのは絶対必要だと思うんですよね。その時にまだ全然、レベルが低くても、達していなくても、最初の思いの塊みたいなもの、それがずっとブレずに心の中に燃え盛っているのであればいいのではないかと思いますね。
Q2.これまでたくさんのアーティストをプロデュースされてきた中で、大変だったこと、印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。
それはもう数多くありますよ。最初の出会いは全員覚えていますね。実は劇的な出会いというのはあまりなくて、まだタマゴというか、埋もれている状態での出会いですから、全然イケてない出会いだったりするんですよね(笑)。でも、その目の奥の光であるとか、発言の一言であったりとか、何か上手く言葉にできない人のもどかしさの部分を見たり聞いたりして、でも、その奥にあるものを感じ取れるんですよね。なんかそういう出会ったときのそれぞれ、YUIさんも絢香さんも家入さんもVaundyくんも、今回、出演したChilli Beansも、出会ったときは、やっぱりどこか内向きで…。それは、まだ成功してない訳だしね。夢だけは自分の中で燃え滾っているんだろうけど、それをどうしたらいいか、まだわからない訳で。その想いの強さだけはあるけど、具体的にどうしたらいいんだろう。目の前に座っているこの人が、一体どんな大人なんだろう、という感じの、その懐疑的な視線であったり、あんまり自分のことを話してくれない雰囲気であったりね。
そこからのエピソードというのは、本当にそれぞれがたくさん、あって。特徴的なことというのではないけれど、僕は彼らが努力してきた様を知っていますし、どうやって苦しんできたかということもよくわかっているつもりなんで、そこを助けてあげられるというか、アドバイスができたり、見守ったり、時には厳しく、時には友達のように、家族のように、なんかそういう、そうなれる人間関係のようなものが自分のタカラでもあるかな、という感じがしますね。
Q3.音楽塾ヴォイス塾さんのHPにあるアーティストさんの動画を見ていると、愛がある関係がわかりますよね。
そうですね。すごくその辺が恵まれてるんですよね、僕、本当に。生徒さんにも恵まれているし、ありがたいと感じています。
Q4.そんな気持ちを持つ西尾さんだからこそ、愛があふれているんですね。
ご出身が佐賀ということで、同じ九州出身として大変嬉しく思うのですが、今回のSAGAアリーナのオープン記念のイベントWith You!に参加されたときの気持ちや、佐賀への思いを教えてください。
唐津市出身で、ここで生まれて育ってますんでね。それはもう、思いは深いです。ただ、佐賀市と唐津が少し離れていることもあってか、私が佐賀出身と知らない方も多いんです。福岡の人と思われているのかな?私自身、出身地である佐賀県に音楽で貢献したい。SAGAアリーナもでき、せっかくいい環境が整いつつあるので、佐賀で様々な音楽イベントを創っていきたいですね。
Q5.今回のイベントの総合プロデューサーからも「佐賀といえば西尾さん。そんな西尾さんの西尾ストーリー。そこに西尾さんが手掛けたアーティストに出演していただく。そんな思いで作り上げたイベント。テーマ曲を作ってもらい、佐賀の方たちに喜んでいただけたと思っている」とお聞きしました。今回、このイベントのために書き下ろしたというオフィシャルテーマ曲「With You!」の聴きどころ、作られた時の思いなど教えてください。
テーマの「With You!」と佐賀をフレーズとし、想いも込めて詰め込んで、人の耳にちゃんと残って、感動もしてもらえるものを創りました。「佐賀ってどんなとこだろう」「いいところなんだろうな」「行ってみたいな」「行事にも触れてみたいな」と思ってもらえるよう、カッコつけすぎず、でも、ちゃんと耳に残るように。そんなテーマ曲です。
ミーティングでテーマ曲を創れますか?と言われた時には、最初の「With You!」が浮かんでいました。
Q6.今まで数々の作詞作曲を手掛けてきたけれど、自分でヴォーカルをとり歌うのは、デビュー以来という貴重な曲だと伺いました。そんな素敵な曲を、ぜひ、多くの人に聴いてほしいですね。
さて、かなり漠然とした質問ですが、西尾さんにとって「音楽」とはどんな存在なのでしょうか?
自分の生涯かけて達成したい、達成できないかもしれない、そんな自分自身の生涯をかけた夢ですね。
音楽というものをずっと追求していたい、ずっと携わっていたい。雲を掴むような感じですが、そこに向かって歩いていきたい目標ですね。
Q7.音楽を目指して活動している人、音楽が好きだけど何から始めていいのか立ち止まっている人、そんなたくさんの人たちにメッセージをいただけますか?
最初はみんなわからないと思うんです。何から始めたらいいか、どうしたらいいか。でも、まずは第一歩、なんでもいい。歌うことが好きだったら、とりあえず歌ってみたり、録ってみたりとか。あと、できるだけ本物に触れたほうがいいと思う。今の流行りだけを追わずに、ルーツというか、僕らがやっている日本の音楽というのは洋楽から入ってきている。洋楽も色々なジャンルがあり、集約していくとブルースだったり、ゴスペルだったりね。出来たらそこから勉強してほしいですね。
難しそうなところを選んでやった方がいいかと思います。手軽にやれる、誰でもやれる、いつでも学べる、は少し違う気がします。ぜひ、好きな音楽を極めていってください!
素敵なお話をありがとうございました!これからも、ぜひ素晴らしい音楽を広めていってください!
◆テテラポ information
★8月16日配信スタート『捨て猫』配信はコチラ
Apple Music
https://music.apple.com/jp/artist/テテラポ/1702122874
Spotify
https://open.spotify.com/intl-ja/album/7w0VFtr2HsTW5kUiMJwqj6?si=iR20NWu2RIm3B279KxIcWA
◆テテラポ – 捨て猫(Official Video
https://youtu.be/HPdhp7Lo-I0
◆テテラポ Instagram
https://www.instagram.com/teterapo_music/
◆SAGAアリーナ
オープニング記念イベント With You!120秒PV
https://youtu.be/F1O-7IYh40M
◆音楽塾ヴォイス
https://voice-tokyo.com
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