ダンスが生活の中にある世界って
希望や平和に溢れているかも
Monthly Guest vol.42
Kuria
ダンサー
ダンス講師
「大学当時、とにかく踊りたくて仕方なくて、レッスンに通い始めたのがダンスのきっかけ」と、Kuriaさん。現在は宮崎市にあるサザンアートスタジオのダンス講師をしながら、アメリカの有名飲料メーカーのCMに出演し、その映像は現在全米放映中という、知る人ぞ知るダンサーだ。
国際的な平和活動がしたいと考え、大学で経済や法律、環境など学ぶ一方、生活費までつぎ込んでダンスレッスンに熱中した学生時代。そのうちダンスから平和を探れないかとひらめいた。
「コミュニケーションで大切なことは、自分の意志を伝えること。言葉が通じなくても、身体表現=ダンスなら意志を伝えることができる。ダンスは、そんな言葉も国境も超えられるツールなんです。生活の中にダンスがあるような世界は、みんなが手を取り合える平和な世界じゃないかな」と語る。
25歳の頃、初めてスペインのストリートで演じた時の記憶は鮮明だ。歩く人が視線を向けてくれたり、足を止めてくれた。その反応が楽しくて仕方なかった。
有名飲料メーカーのCMへはKuriaさん自身が大好きなダンサーのホームページでオーディションを知り応募した。すると、本人の目に止まり、本人から作品をもっと見たいとコメントが届き、次々に送るうち評判となり見事合格。貴重な体験だった。
Kuriaさんのレッスンは、子どもたちが絵を描きたい、鬼ごっこしたいなど興味を示したものを取り入れ、そこから表現力を引き出していく。今後、海外で活動したいと考えていて、現地の子どもたちとダンスを使ったコミュニケーションを通して、希望や平和を伝えたいと言う。オフタイムは、音楽を楽しみながら、大好きな焼酎ロックでリフレッシュ。音楽に合わせて自然に身体が動き出すこともある。
近々、和太鼓とのコラボを予定していて、いずれ日本の文化で海外に発信するような作品を作るのが夢だ。
Profile
熊本県出身。立命館大学国際関係学部卒業。大学入学と同時にダンスを始める。京都市内のギャラリー等でダンスイベントの主催や出演、その後沖縄に住み、ヨーロッパ、アメリカでストリートパフォーマンスや音楽イベントへの参加。2008年に宮崎に移住し、結婚。2児の母。現在、宮崎市のサザンアートスタジオ所属。サザンダンススクール講師。ヒップホップダンス基本技能指導士(厚労省認可)。