【Charge】SPECIAL INTERVIEW ~STARDUST REVUE~

圧倒的なLIVEパフォーマンスでおなじみスタレビ。
3年ぶりのNew Albumをひっさげての全国ツアー!
根本 要さんにインタビュー!

1212ch_STARDUST_main──まずは、アルバム『B.O.N.D.』についてのコンセプトを教えてください!
●今回のアルバムを作るにあたり、大きかったのはやはり昨年の震災でした。ツアー中に起こった震災で音楽を見直す時間が図らずもできたことで、改めて音楽についての思いを再認識できて。もちろん音楽をやる楽しみは、それ以前も今も何も変わりないのだけれど、色々考えると俺達は人と繋がりたくてやっていたんだな、という結論にたどり着いたんだ。そして震災後ツアーを終え、アルバムを制作しながら、人と人を繋ぐ、そんな意味を込めた「B.O.N.D.」という言葉が思い浮かんだんだ。ピリオドで区切ったのはそんな深い意味があるわけじゃない(笑)。だけど、人それぞれの繋がり「B.O.N.D.」を考えて欲しくて、BにはBの意味、0には0の意味を聴いてくれた人に勝手に想像してもらおうと思ったんだ。デビューして30年という年月が流れ、やっぱりそこに人がいてくれたから、俺たちは音楽を作り続けられたんだよ。その思いを込めてできたのが、今回のアルバムです。

──アルバム『B.O.N.D.』の中で記憶に残る楽曲やエピソード等があれば教えてください。
●1曲目の『は・じ・ま・る・よ』。これは、そろそろアルバムが完成する頃に、最後に作った曲なんだ。今回のアルバムは、ライブ感というか、ひとつのコンサートを作リ上げるような感じで仕上がってきたのね。メンバーはオープニング曲として『Welcome To The Jungle』を推してたけど、その1曲目に入る前の、客席でのワクワク感がほしいなと思ったんだ。実は今回、このアルバムの制作期間って40日くらいしかなくて。この短い時間の中で、こんなに忙しい思いをしてまで、なぜ僕らがこんなに一生懸命アルバムを創ろうしてるのか?その理由は、ずばりツアーに行きたいから。ツアーに行きたい、みんなに会いたいっていう思い、意気込みが込められたのがこの曲。お客さんが客席に座って、何がはじまるんだろうというワクワク感を、あえてアカペラでね。俺にとっては、タイトルも含め、この曲なくして、『B.O.N.D.』は完成しなかったな、という曲ですね。

──デビュー30周年の集大成ライブのDVD『オールキャストで大謝恩会~5時間程度、まったりと~おみやげ付き』も11月21日に発売されましたが、こちらの魅力も教えてください!
●「5時間程度、まったりと」というタイトルがついていながら結局6時間やったライブなんだけど(笑)。それを全て収録しようということでDVD3枚になりました。昔は機器的にも収録時間が限られた中での制作になるから、楽曲もある程度カットして、見やすい長さにまとめて、ひとつのライブ作品になったけど。でも今は、そんな作品を提供するというよりは、コンサート全編を好きなように楽しんでもらうのが一番いいと俺は思ってるんだ。だから、フル収録で、MCは少し削っているけど、音楽は基本的に全編そのまま収録さているので、観る人が好きなように楽しんで欲しいな。過去に脱退したメンバー含めて総勢9人。オールメンバーから始まり、その時期その時期のスタレビが流れを追って見られる構成になってます。まさに「スタレビ30年史」だね。当日はタイトルにもあったように、お土産付だったんで、DVDにも何か付けたいなと思って、「Dolce」というCDを付けてます。これは弦楽四重奏でスターダスト・レビューの楽曲を収録した、以前ディナーショーをやった時にお客さんに配ったものなんだけど。それを今回の30周年ライブのBGMに流してたら、たくさんの反響があって。それならこれをDVDのお土産としてあげちゃおうと(笑)。弦楽四重奏でスタレビってなかなか想像出来ないでしょ。通常のスタレビとは全く違うものなので、これはこれで楽しんでもらえると思うよ。

──30年、ズバリ長かったですか?短かったですか?スタレビとしての30年に対する思いは?
●俺はスタレビしかやってないから比べるものがないので長いか短いは判断しかねるけれど、その思い出たるや凄い物があるよね。数え切れないたくさんの小さい思い出が、いっぱい残っている。これこそ俺の財産だね。気がつけばプロになってからの方が長くなった人生で、音楽だけを飽きずにこうやってやれたことは、これまで支えてきてくれたスタッフやお客さんがいてくれたから。本当に感謝してます。大した才能もなさそうな子どもがギターを抱えて、自分の曲作って歌ってるうちに、ここまでこられたというのは夢のようっていうか、信じられない幸運なこと。30年もの間、始めた頃と同じモチベーションで変わらずやっていられるというのは、俺ってよっぽど音楽好きだったんだな、と思うよ。そんな音楽を通していろんな興味がわいたり、いろんな人との繋がりだったり…。そんな人生の諸々を、全て音楽で形作ってきたような気がする。そんな音楽にも、支えてくれたスタッフ、お客さん、メンバーにも、よくぞこんな人生を歩ませてもらったな、と感謝してます。

──スタレビのライブに行くと、親子で来ている方や、幅広い世代のファンがいらっしゃると感じます。親子や家族で楽しんでもらえることに関しての思いは?
●世の中に流行ってる音楽と僕らの音楽は多少違うからこそ、限られた中で、そこに興味を持ってくれた広い世代が楽しんでくれてるんだろうね。子どもたちにとっても、自分のお父さんやお母さんが聴いていたものが、何となく刷り込まれていく。それが心地のいいものと感じるのなら有り難いね。もしかしたら無理矢理連れて来られてる子もいるのかも知れないけど、ステージから見ていると子どもさん達も楽しんでくれてるのは感じるよ。何より自分の親が楽しそうにしていることは、子どもにとっても幸せだと思うからね。親と同じ楽しみ方はしてなくても、親子で一緒に楽しめることなんて、そうたくさんはないもんね。そんな場面は俺たちにとっても、幸せな時間だよ。そして子ども達も、大人の環境の中で、大人のルールであったりとか、大人になってく楽しみ方を覚えてくれたら嬉しいな。

──スタレビの魅力といえば、やはりライブだと思うのですが、皆さんにとってライブとは?
●音楽って、家で聴くもよし、ご飯食べながら聴くもよし、本読みながら聴くもよし。いろんな聴き方がある。それに比べてライブはすごい制約があるものなんだよね。だってその場所に行かなくては観られないものだし、そのときじゃないと味わえないもの。だからこそ集中力が高くなるんだ。それが非日常的な興奮や感動を創る。ライブには、CDの中には閉じ込められないものがあると思うからこそ、アーティストはライブをやるんだよね。俺にとっては、ライブとは好きなアーティストを楽しむ究極の場所じゃないかなと思ってます。

──本誌Chargeには「活力充電」という意味も込められているのですが、要さんにとっての「活力充電法」は?
●やっぱりライブかな。そこにお客さんがいるから頑張れるし、楽しめる。ライブは自分が作ってきたものの集大成を見せる場所、そこでみんなからもらう拍手や歓声が俺の活力になってる。

──今から宮崎公演が待ち遠しい限りなのですが、今回のコンサートツアー「B.O.N.D.」について。テーマや意気込みを教えて下さい。
●今回はかなりエンターティメント色が強いよ。まあ、爆笑のうちに3時間が過ぎていくと思うんだけど、アンケートを読んでいると「今までで一番笑った」って声がたくさん届いてます。もちろん『B.O.N.D.』のアルバムを持ってのツアーだから新曲もたくさんあるんだけど、流れ的にも今までの曲といいマッチングをしているので、やっている僕等もあっという間にエンディングを迎えてしまいます。スタレビ的ジェットコースターライブとでも言いましょうか。たくさんびっくりさせます。楽しみに待ってて下さいね。

──前回のツアーでもお目見えしたリクエストマシーンでのリクエストが今回も行われるそうですが?
●今回は楽曲ではなく、雰囲気リクエスト。楽しみたい雰囲気をリクエストしてもらいます。「バラード」「CMソング」「カバー曲」「おばかソング」「お任せ」と5つのバージョンから、その日、ライブの中でこんな雰囲気を楽しみたい、というものをリクエストしてもらってます。会場に入ったらまずリクエストマシーンを探してください。お忘れなく。
──今から宮崎公演が待ち遠しい限りなのですが、今回のコンサートツアー「B.O.N.D.」について。テーマや意気込みを教えて下さい。
●今回はかなりエンターティメント色が強いよ。まあ、爆笑のうちに3時間が過ぎていくと思うんだけど、アンケートを読んでいると「今までで一番笑った」って声がたくさん届いてます。もちろん『B.O.N.D.』のアルバムを持ってのツアーだから新曲もたくさんあるんだけど、流れ的にも今までの曲といいマッチングをしているので、やっている僕等もあっという間にエンディングを迎えてしまいます。スタレビ的ジェットコースターライブとでも言いましょうか。たくさんびっくりさせます。楽しみに待ってて下さいね。

──スタレビとの相性はバッチリ、と自負している宮崎ではありますが、皆さんからみた宮崎は?

●毎年、宮崎に行って思うことなんだけど、宮崎の人達ってライブの楽しみ方を良く知っている。決してシャイな県民性じゃない気がするよ。ダイレクトに音楽を楽しんでくれる、ミュージシャンにとっては心地よい場所だね。オープニングからラストまで、俺たちと近いテンションでライブを楽しんでいるような気がするんだ。だからすごく盛り上がる、それも含めて宮崎は非常に楽しみにしているところです。

──スタレビのライブだから安心して楽しめる、そんな思いもファンの皆さんにもあるような気がします!

●もう30年、毎年毎年ライブに行っているから自然と信頼感みたいなものが生まれるんだと思うよ。まさに今回のアルバムのコンセプトにもある「繋がり」だね。

──ライブを楽しみにしているファンの皆さんにメッセージを!!
●きっとまた、新しいスタレビを感じてもらえると思います。会場で会えることを楽しみにしています!!一緒に楽しみましょう。

20090513-1242181973
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※封入特典:おみやげ!CD「Dolce」
※特典映像やスタレビ・オールキャスト9人による副音声も収録!

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