【KIRISIMA】Shochu Club Vol.50 中村 真由美

syochuclub_title0514-3syochuclub_title_ontime05141308ch_sc_offtime_mainテーマは「自在の花」
花のいさぎよさや優しさを筆に込め
元気と安らぎを届ける陶芸家

Monthly Guest vol.50
中村 真由美
陶芸家

Profile
宮崎市生まれ。女子美術大学造形デザイン科を卒業後、服飾雑貨メーカーに勤務。デザイナーとして活躍。2006年国富町の両親の工房空間美術工房『アートアマネ』で制作活動を始める。2007年宮崎エースランド陶壁画デザイン・制作。2008年、2010年母娘二人展。2011年夫の中村俊明氏との二人展を開催。2012年初めての個展「秘密の花園」、2013年「これからの三人展」ほか。父は立山周平、母・空地恵子。2児の母。
http://www.art-amane.com/

「ありのままの自分の花を咲かせればいい」。花の勢いや優しさ、いさぎよさを描き、形にしていく陶芸家の中村真由美さん。「自分の思いと違うところで萎縮をしたり、閉鎖的に感じたり、生きにくさを感じたりする時代。花は咲く時期が来たら咲くように、人も悩んでいても苦しんでいても、自分なりの花を咲かせればいいと思うんです」。
陶芸家になり自分は何を表現したらいいのかと向き合う中で、行き付いたテーマが花だった。それ以来「自在の花」と題し、ぐい呑みやビアグラスなどの器から陶版画、陶画レリーフなどシリーズの作品を作り続けている。夫の俊明さんと陶器の形状や大きさなどデザインを話し合い、俊明さんが作陶したものに描いていく。
父親は画家の立山周平さん、母親は陶芸家の空地恵子さん。芸術家の家に育った。アートはいつも生活の中にあり、高校卒業後は自然と芸術の世界へ進学。大学卒業後は服飾メーカーで帽子やバッグなどを作るデザイナーとして活躍。「いずれは宮崎へ戻ろう」と考えていた人生設計通り、デザイナーの仕事に約6年間奔走し、退職して帰郷。父親の工房「アートアマネ」で働き始めた。父親に「甘い世界ではない」と陶芸家の道を反対されたこともあったが、譲ることなく突き進んできた。
2歳と5歳の子どもを持つ母でもある。毎月個展や展示会のスケジュールがつまり、制作に追われるが、子育てをしながらだと作品作りに向き合える時間は限られている。タイトな時間の中で、湧き上がるイメージを描いていく日々。忙しくても大変でも、「描いているときが一番好きな時間だ」という。
中村さんの制作スタンスには1本の芯が通っている。時代やブームに迎合するもの作りをするの

1308ch_sc_offtime_subではく、あえて自分が好きなものを作り続けるという姿勢。「自分がいいと思って作ったものを『かわいい』とか『好き』と言う人に出会え、身近に置いてもらえたり、眺めてもらえたらうれしい。好きな色や形、デザインなどに出会えたらテンションがあがるでしょう?好きな音楽に出会えたら嬉しくなるのと同じように、自分の作品もどこかで誰かのそんな存在になれたらいいですね」。
飾ることなく自然体で柔らかな物腰の中村さん。お酒の席では焼酎を日向夏ジュースで割って飲むのがお気に入りの飲み方。「おいしいですよ。ぜひやってみてください」とお勧めするほど。
工房の手伝いをしながら陶芸家を目指し歩んできたここ数年。昨年の9月、念願の初個展を開催した。一歩ずつ確実にステップを進めている。これからの活動に期待を膨らませながらも、使命感も持っている。「日本の高い陶芸の技術を世界に伝えていきたいです」。
syochuclub_title_offtime05141308ch_sc_ontime_main華麗で格別
食べたことのない味に出会える
和食とお酒を愉しめる隠れ家

扉を開けると、おしゃれで上質な雰囲気が広がる「竹はら」。和食とお酒を粋な空間で愉しむ大人の隠れ家だ。
中村真由美さんはご主人や友人と食事をする際に訪れる。「天ぷらのバーニャカウダが味わえるとか…、新しい味に出会わせてくれる。そんなお店です」。
オーナーで料理人の浜田幸洋さんが手掛ける料理は「意外性のある食」。「宮崎の食材を使いながら定番の郷土料理ではなく新食感の料理を提供し、喜んでもらうことを意識しています。例えば、サラダ。サラダをよりおいしくヘルシーに食べられる方法を考えたりとか」。中村さんがよくオーダーするのはお任せコースだが、中でもお気に入りが、竹はらオリジナルの「竹サラダ」だ。水菜、大根、人参、ジャガイモ、三つ葉のサラダを、ドレッシングではなく温かい出汁でいただく一品だ。
店内には中村さんの作品が飾ってあり、器もほとんどが中村さんが手掛けたもの。浜田さんの手で美味しく生み出された料理が、中村さんの華麗な器の上にデザインされる。どれもが見とれてしまうほどの傑作の一皿一皿だ。日常からふと一息つきたいときに訪れたいお店だ。

1308ch_sc_ontime_sub▲竹はらオリジナルの温かいサラダ『竹サラダ』(600円)、佐土原茄子の翡翠(ひすい)揚げ(600円)、フルーツトマト煮(500円)。お任せコースは3500円~。

1308ch_sc_ontime_sub2お野菜とお酒 竹はら
住所 宮崎市橘通西3-2-13
電話番号 0985-23-6570
営業時間 17:30~翌3:00(LO翌2:00)
定休日 日曜日
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