6月5日にNew Maxi Single『アイノウタ』をリリース。約2年前には生まれていたというこの曲は、ライブで演奏するたびに、千綿さん自身がその潜在的な力に惹かれていったというもの。シングル化が切望される中、満を持してのリリースとなったこの曲を携えたツアーが決定。“南九州編”と銘打った待望の宮崎、鹿児島公演を前に、お話を伺った。
──『アイノウタ』は、なぜか心が優しくなれる、そんな気がする一曲だと感じたのですが。
千綿(以下、千)「この曲は、僕自身が曲作りについて、自分から湧き出る感情、自分を表現したいなと思って、旅をしていたときに生まれたものなんです。歌詞も限定されたものに対してではなく、大きな枠でとらえた『愛』について歌っているんです。世の中にはいろんな『愛』があふれていて。だから、聴いた人それぞれが思う『愛』の形を感じてもらえるのかな、と。それは彼や彼女に対してだったり、親や子を思う気持ちだったり。それを感じて聴いた人が優しくなれるのなら嬉しいですね」
──この曲を、千綿さん自身はどんな思いで歌われているのですか?
千「感覚的なものなので、表現するのが難しいのだけど、包み込むように…、というか、全ての愛おしいものに向けて歌っている感じかな。若い人にも年輩の方にも、男性にも女性にも届いてくれたらいいな、と。僕は思いって、とっても大事なことだと思っているんです。“ありがとう”と言い続けた水と、“バカヤロー”と言い続けた水では結晶が違うという話を聞いて、それが全てに繋がっているなと感じたんです。人の身体って60%が水でできていて、しっかりと気持ちを込めて歌うことで、それは聴く人の心に届くんだと。そんな視点で歌うようにしていますね」
──このMaxiSingleの収録曲である『ありがとう ~知覧よりの手紙~』を鹿児島で演奏されるということには特別な思いもあるのでは?
千「知覧だけでなく、その時代にはいろんな場所で、こういったことが起こっていたのだろうし、どこの地で歌っても大切なものではありますが、やはり感慨深いものはありますね」
──今回のライブをどんな風に感じてもらいたいですか?
千「優しい気持ちになれたとか、温かくなれたとか、聴く人に何かプラスになってもらえるような波動を与えられたらと思っています。何かを感じて、そこからまた、生きる力を感じてもらえるきっかけになればいいですね。」
──最後に、心待ちにしている皆さんにメッセージを。
千「久しぶりに来れて待たせたね!という気持ちと、また、ここから出逢っていく人も多いと思うので、新しい出逢いも大切にしていきたいですね。ぜひ、ライブでお会いしたいです」
肌で、耳で、心で感じること。そんな感覚的に部分をとても大切にされている千綿さん。だからこそ、千綿さんの話す一言一言は、耳に、肌に、心に届く。心に届く“アイノウタ”、ぜひ、ライブで感じたい。
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