【KIRISIMA】Shochu Club Vol.97 ほそ山田 久美子さん

syochuclub_title0514-3syochuclub_title_ontime05141707ch_ontime_main自分探しの末に出会えた天職
真っ白な器に描いて作る
世界に一つしかないマイブランド

Monthly Guest vol.97
ほそ山田 久美子
Atelier Kumi~あとりえ・きゅーみー~ 代表
日本ヴォーグ社認定 ポーセラーツインストラクター

Profile
都城市出身。香蘭ファッションデザイン専門学校卒業後、アパレル会社で服飾販売、企画室などを経験。福岡市のデパ地下、東京でリラクゼーション、英会話教室事務など多方面の仕事を経験。結婚後、夫の転勤で宮城へ。東日本大震災後帰郷。

4年前からポーセラーツの勉強を始める。福岡のラクロッシュ・竹森久美氏に師事。福岡へ通いながら学び、ポーセラーツインストラクターを取得。現在は、宮崎市や高鍋町、日向市などでレッスンを開催。1児の母。

世界にたった一つしかないオリジナルの器を自分の手で作る「ポーセラーツ」。そのインストラクターとして県内を忙しく駆け回っているのが、ほそ山田久美子さん。自宅でのレッスンのほか、県内各地で出張教室をしている。

「ポーセラーツ」とはポーセリン(磁器)とアート(芸術)を組み合わせた造語。真っ白な器にシール感覚で使える転写紙を切り貼りして模様をいれたり、絵具で手書きの模様を描くなどした器を800度の窯で焼き上げ、マイブランドの器を仕上げていくもの。色や模様付けを自由に楽しめ、自分好みの食器や小物が作れると、人気が高まっている。

ほそ山田さんがインストラクターになるきっかけとなったのは東日本大震災だった。さまざまな職種を経験後、結婚し、夫の赴任先の宮城県で暮らしていた。息子を自然の中で遊ばせ、読み聞かせをたくさんするなど、専業主婦で子どもとの時間を大切に過ごしていた。そんな日常に起きた東日本大震災。眼前に押し寄せる津波を見て思った。「人はいずれ死んでしまう。一度きりの人生、好きなことをしないと」と。震災4日後に家族で都城へ帰郷。そこから「自分は何がしたいのか」と自分探しを始めた。

1707ch_ontime_subそんなある日、目にしたポーセラーツのブログ。早速、福岡で開催される作品展を見に行き、師となる竹森久美氏と出会う。3歳の頃から祖母の勧めで絵を描き始め、美術展で入選したこともあるほど、絵が大好き。ポーセラーツとは運命の出会いだった。ポーセラーツを学びたいと、月に数回、福岡まで通い、インストラクターの資格を取得。インストラクターとしての活動を始めた。

しかし、4年前はまだ「ポーセラーツ」の認知度は低かった。広く知ってもらうために、レッスン料は取らず、材料費だけでの教室を開催。絵付けが終わった器は自宅の窯で焼いて仕上げ、届ける活動を続けてきた。今では、出張教室やPTAの家庭学級の講座に呼ばれたり、卒園・卒業記念品としての注文が入ったりと、休みの日が取れないほどの人気となり、フル稼働の日々。

どんなに忙しくても、食事には気を付けているというほそ山田さん。できる限り、手作り料理で食を囲むようにしている。そして、ゆっくりできる日は、焼酎タイムでリラックス。「赤霧島が好きです。芋の香りが芳醇でまろやかなところが好き。元気がでます」。

ほそ山田さんが「ポーセラーツ」を広めているのは、日本製品を使ってほしいとの思いも込められている。その思いから、ほそ山田さんは「ポーセラーツ」に、日本製の白磁を使っている。「日本人が日本製品を使わなくなると、受け継がれてきた伝統技術や職人がなくなってしまいます。日本製品の品質の高さや、よさを知ってほしいです」。「ポーセラーツ」を通してお気に入りの器に出会うことで、日本の伝統技術の尊さ、モノを大切に使う心を届けたいと頑張っている。

syochuclub_title_offtime05141707ch_offtime素材に、料理法に、こだわり
食材が持つおいしさを堪能できる
粋な和食小料理屋

店の入り口には、奥ゆかしさを感じる和色の暖簾がかかっている。宮崎市にある小料理「花浅葱(はなあさぎ)」。屋号の「花浅葱」はツユクサで染めたわずかに緑を帯びた青色のこと。その色の暖簾がかかっているのだ。扉を開くとご主人・永 雄太さんがカウンターに立ち、和装の女将が出迎えてくれる。

メニューはランチも夜も2種類。品数が限られているのには理由がある。料理界で約20年、腕を磨き続けてきたご主人が手間暇惜しまず料理しているからだ。例えば、和食の味を決めるだし。厳選の昆布とかつお節、マグロ節をどの割合で使うかも信念を持っている。

野菜は叔父が育てた無農薬のもの。魚は漁師の父親が釣ったものを調理。季節の恵みを旬でいただけるのだ。そんな料理を今月のゲストのほそ山田久美子さんも大絶賛。「初めて食べたときから、とっても気に入ってしまいました。料理の最後には土鍋でご飯が出てくるのですが『もうお腹いっぱい、入らない』と言いながら完食しましたね」。

料理に加え、気さくなご主人と女将とのおしゃべりも楽しい。丁寧に作られた食を囲み、心地よい時間を過ごすことができる小料理店だ。

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▲はな膳1080円(税込)の一部。前菜(もずく酢、鯖の棒寿司、酢鶏ごぼう、ヤマモモの蜜煮、トウモロコシのかき揚げ)、お椀(スズキのあられ揚げ、ゴマ豆腐)、小鉢(焼き茄子と焼きピーマンのにこごり)

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小料理 花浅葱
住所 宮崎市鶴島3-172-1 第2永吉ビル1階
電話番号 0985-23-1038
営業時間 月~金曜日 11:00~14:30(LO14:00)
土曜日  18:00~22:00(LO21:00)※予約が確実
定休日 日曜日、第2・4月曜日
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