【KIRISIMA】Shochu Club Vol.125 四本 嘉奈子さん
- 2019/11/10
- 今月のゲスト
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こだわり抜いたラッピングで
感動をデザインする
ギフトプランナー
Monthly Guest vol.125
四本 嘉奈子
プチフルール主宰 ギフトプランナー
Profile
宮崎市出身。宮崎県立農業高等学校生物工学科を卒業後、宮崎医療管理専門学校社会福祉科に進学。卒業後、支援員として障がい者施設へ就職。農園芸を通した訓練活動を担当。仕事をしながらマーケティングやディスプレイについて勉強し、フラワーラッピングコーディネーターと講師の資格を取得。
退職後、ラッピングの講習会の開催やハンドメイド活動などさまざまなキャリアを積み、2018年7月に「プチフルール」を起業。ギフトのトータルプロデュースのほか、個人や企業へラッピング指導や研修など幅広く活動。3児の母。
手にした人が感動するようなラッピングを手掛けているのは、ギフトプランナーで、「プチフルール」主宰の四本嘉奈子さん。贈り物を手にした瞬間、中を見る前からラッピングで感動が味わえるギフトに仕上げるプロだ。
四本さんがギフトプランナーに目覚めたのは、専門学校卒業後に就職した障がい福祉施設での経験がきっかけ。この福祉施設では、利用者が訓練活動として花など植物を育てていた。出来上がった商品を販売するときに「障がい者が作った商品として一目を置かれるのではなく、一般商品と同じ棚にならんでいても手に取りたくなるような商品にしたい」と思った。そこで四本さんは、どのようにしたら手に取ってもらえるか、マーケティングやラッピングの勉強を始めた。仕事をしながら東京へ勉強に通い、最初に取得したのがフラワーラッピングコーディネーターと、その講師資格だった。
この資格を活かしていきたいと、福祉施設を退職後、花屋関係の仕事やラッピング講習会を開催するなどしてキャリアを積んできた。そして2018年7月「プチフルール」を起業。シャンパンのようなキラキラとした泡が魅力的なオリジナルのフラワーハーバリウム「ジュエルカクテル」を生み出し、商標登録もするなど、第一人者となった。現在は宮崎を代表する季節限定の花・スイートピーなどを使った大・中・小さまざまな「ジュエルカクテル」を作っている。そのほか、包み方やペーパー、リボンを数種類組み合わせたラッピングや、結婚式、パーティー、SNSフォトスポットの空間ディスプレイなども手掛けている。お礼やプレゼント、挨拶などで何を贈っていいか分からないという相談には、予算を聞き、贈り物選びから、素敵にラッピングするまでをコーディネートするギフトプランナーとしても活躍している。また、企業やお店、個人向けにラッピング講習も行っている。
現在は2歳から年長までの3人の子育て真っ只中のママでもある。「夫にありがとうと伝えたいです。起業をするときも、その後も、私のアイデアに対して客観的にアドバイスをくれて、いつもサポートしてもらっています。また、夫の両親、私の両親が、必要な時に子ども達を預かってくれるお陰で仕事を頑張ることができています。そんな周囲の人達に感謝の気持ちでいっぱいです」と話す。プロの仕事をしたいと、どんな作品にも全力で取り組んでいる四本さん。息抜きは休みに高千穂町などへ家族で遠出をして、ゆっくりと過ごすリラックスタイムと焼酎タイム。「焼酎は水割りでいただくのが好きです。香りを楽しむのには水割りがよくて。中でも黒霧島が好きです」。
起業から1年。これからは宮崎の特産品を組み合わせたオリジナルのギフト提案にも力をいれていきたいと考えている。宮崎を代表するお酒とお菓子の組み合わせや、宮崎の作家が手掛けた器とお菓子のセットなど、特産物を組み合わせ、そこにラッピングをプラスして宮崎を世界へ発信していきたいと考えている。
宮崎の豊かな食材の宝庫
肉・魚・野菜が食べられる
美味しさが詰まった料理店
今月のゲスト・四本嘉奈子さんがお薦めするお店は、宮崎市のニシタチにある「みやざき晴夜(ハレルヤ)」。「大・中・小の個室があり、雰囲気がとてもよくて。私は地鶏頭の炭火焼きが大好きです」。
ここは、宮崎牛をはじめ、契約農家から仕入れるみやざき地頭鶏、土々呂・川南・目井津の3つの漁港から直送で仕入れる鮮魚、綾町の早川農園の野菜など、料理に使う素材選びから大切にしている料理店だ。これらの食材が最も美味しく味わえる料理を提供している。
看板メニューの「宮崎牛の赤身鉄板ステーキ」は赤身を鉄板でアツアツに焼き上げ、わさび、オリジナルのタマネギソース、岩塩を好みで付けていただく。一本釣りのカツオを藁で焼いた「かつおの藁焼き」は表面がパリッとし、燻製の香ばしさとカツオの旨味が口の中に広がる一品だ。
また、同店は食育にも力を入れており、子ども達に五味五感を伝える「味覚の授業」の講師として県内の小学校を回っている。「宮崎は豊かな食材に恵まれています。その美味しさを五味五感で味わえる料理を提供していきたい」と店長の池内辰徳さんは語る。宮崎を代表する料理店だ。
▲「活〆伊勢海老の姿造り 180g」2800円(税別)、「宮崎牛の赤身鉄板ステーキ 100g」1680円(税別)、「かつおの藁焼き塩たたき」880円(税別)
炭火地鶏・藁焼かつお・せいろ蒸し
みやざき晴夜(ハレルヤ)
- 住所 宮崎市橘通西3-1-14 ラ・ルーチェビル1F
- 電話番号 0985-64-9003
- 営業時間 17:00~24:15(LO23:45)
- 定休日 なし