ITの分野から
人と人をつなぎ、笑顔の輪が
広がる宮崎をつくる
Monthly Guest vol.46
柳本 明子
株式会社ウエブサイト代表取締役
Profile
宮崎出身。宮崎商業高校卒業後、東京でメーカー勤務などを経て24歳の時に帰郷。28歳でWEB制作の個人事業「アネット」を立ち上げ1人でホームページ制作、パソコン教室の講師などを務める。2010年6月には株式会社ウエブサイトを設立。
ホームページの企画制作、公開後の運用などを行っている。現在は宮崎日日新聞社、宮崎太陽銀行、宮崎県観光事業などさまざまな企業、自治体のWEB制作の実績を多数持っている。
「人をつなぐ、夢をつなぐ」を掲げWEB制作事業を手掛ける株式会社ウェブサイトの柳本明子さん。スマートフォンなどモバイル端末の急速な普及が進む今、ウエブ(WEB)をいかに会社経営に役立てていくかが鍵。県内のさまざまな企業や事業所のサポートをしたり、講師を依頼されるなど、毎日県内を忙しく駆け回っている。「仕事が楽しくてしょうがない」と今をときめいている。
メーカー勤務や専業主婦を経て、それまで未知の分野であったWEBの世界に飛び込んだのは28歳のとき。「息子が小学校に入学するのを機に自宅でできる仕事をしたい」とWEBの個人事業「アネット」を立ち上げた。ワードとエクセルの知識だけでスタートした事業。子育てをしながら、習得から営業まで一人で行い、道を切り拓いてきた。時には、親子2人の家賃と食費のやりくりに困り「個人事業はもう辞めようか」と思ったときもあったが、努力と「やると決めたらやり抜く」根性で今につなげてきた。
3年前には株式会社を設立し、現在は約10名のスタッフを抱える。3月まではスマホ専用の県内の観光情報サイト「知りたいワンラリー」の制作を請け負うなど県を代表する事業も担ってきた。
気さくで包み込んでくれるような温かな笑顔で会う人を迎えてくれる柳本さん。周りには自然と人が集まってくる。口癖は「人と人との出会いが自分と会社を育ててくれているんです」。感謝の気持ちを忘れることはない。
仕事のほかに好きなことは焼酎とお祭りごと。「冬はお湯割りで、夏はロックで飲みますね。芋焼酎は次の日に残らないから大好きです」。焼酎を手に仕事の案をめぐらすのもお気に入りの時間だ。
スマートフォンが登場しITが身近になった現代。こうしたモバイルを通して思いを人に伝え、人と人がつながり、そこに夢が開いていく。そんな輪を宮崎を拠点に九州に広げていきたい。夢を見据え次なるステージへ挑み続けている。
美味しくて楽しい、
人情味あふれる 地産地消
こだわりの料理・串焼店です。
宮崎市中央通りにある串焼「はるちゃん」。こあがりのカウンターと座敷からなるお店には、大将の黒木貞公さんのユニークな人柄と女将の絹代さんの気配りがこもっている。柳本さんが仕事帰りによく立ち寄るお店だ。「ここに来るとホッと安らぐんです」。
串焼きのほか宮崎の郷土料理や一品料理も揃っている。みやざき地鶏頭指定店でチキン南蛮のうまい店50選にも選ばれている。地産地消にこだわり、素材の味をいかした料理を作ってくれる。柳本さんが必ず注文するのは「チーズキツネ」。油揚げの中にチーズやエノキなどを入れ炭火で焼いたもの。「焼酎に最適なおつまみです。」
柳本さんにとってここは人と人がつながれる場所でもある。焼酎を交わしながらざっくばらんに話せることは仕事にも生きてくる。お店で会った人がフェイスブックでつながり、2回目に会ったときは親しくなっていることも。
会えない時間をフェイスブックが埋め、顔を合わせると焼酎が話を弾ませてくれる。そんな温かくオープンな雰囲気がここにはある
▲串盛り合わせ(1,000円)には、厳選した肉にオリジナルでブレンドした塩で素材のうま味を引き出し炭火で焼いた人気の串5種類10本が盛られている。チーズキツネ(400円)は、とろけたチーズにからまるエノキに香ばしい油揚げは優しいおいしさ。チキン南蛮は当店の人気№1のメニュー。10種類の調味料を使ったオリジナルの南蛮酢とタルタルソースをからめたもも肉はジューシーなやわらかさと甘酸っぱさが口いっぱいにひろがる。ケンタのひもの(600円)は、宮崎在住のケンタさんが一つ一つ丁寧に干物にしたアジの開きを炭火で焼いたもの。肉厚で旨味がギュッとつまった食べごたえのある逸品。
串焼 はるちゃん
住所 宮崎市中央通6番5号ウエストビル105
電話番号 0985-20-1656
営業時間 18:00~24:00
定休日 日曜日
お知らせ 毎日フェイスブックにお店の様子をアップしています
http://www.facebook.com/kushiyakiharucyan