宮崎の輝く海と太陽が似合う
グルーブするサウンド、ピュアなリリック
ハワイアンレゲエ、ヒップホップ、R&B、カントリーの影響を受け、海の近くに住むことで自分の音楽スタイルを確立したWATARU。ピュアなリリックや心地よく刻まれるライムが印象的なミニアルバム「おしえて神様」をリリースしたばかりのWATARUの音楽への想いや世界観を探る。
―サーフィンがお好きだと聞きましたが、宮崎を訪問したのは今回が初めてですか?
実は、14歳か15歳ごろに日帰りでサーフィンをしに来たことがあるんです。当時は鹿児島から電車で宮崎に入りました。だから今回は10数年ぶりに2回目の訪問になります。宮崎でのプロモーションでは、自由な時間も作ってもらいました。宮崎の海に詳しい友人と合流してサーフィンを楽しむ予定もしっかり盛り込みましたし、本当に楽しみにしていた訪問になりました。
―久しぶりに見た宮崎の印象はいかがでしたか?
道路にヤシの木が並んでいて、南国という空気感がいいですね。自然いっぱいの景色も大好きです。僕が今住んでいる所は、関東のサーフィンのメッカ千葉県の九十九里海岸なんですが、海や緑など自然が豊かな所が好きなので、宮崎のこの雰囲気は落ち着きます。
―ミニアルバムのなかのリード曲「おしえて神様」は、ハワイに留学していた頃を思い出して作ったそうですが。
当時、ハワイと日本で遠距離恋愛をしていた女性への想いを歌にしました。結局ふられちゃったんですけどね(笑) 僕の曲はどれも、海などの自然のなかでの暮らしや自ら経験したことをもとに、心の中におのずとわきあがってくる感情から作っています。「おしえて神様」だけでなく、どの曲も自分が体験したことや体験して思ったことから、歌が生まれますね。
―今回のミニアルバムはどんなシチュエーションで、どんな人に聴いてほしいですか?
海の近くに暮らしながら生まれた音楽なので、自然を感じられる曲だと思います。だから、宮崎の海を見ながら、海岸沿いをドライブする時の音楽に選んでもらいたいですね。宮崎の景色や空気感と僕の音楽は、きっと合うと思います。また、2、3歳の子どもを持つ僕の友人は、子ども達が自然に覚えて、WATARUの曲をかけて欲しいと言ってくれるようです。結構子どもが喜んでくれる曲なんですよ。だから、子ども達を含めて家族で聴いて、覚えて歌って欲しいですね。また、悔しい想い、悲しい想いをしている人が聴いた時に、僕の曲を聴くことで救いになればと思いますし、少しでも前に踏み出す勇気を持ってくれればうれしいです。
―宮崎でライブやイベントをするならどんな場所でやってみたいですか?
普段サーフィンをしていますので、やっぱり海が見えるところや、海をバックに歌いたいですね。野外フェスや屋外でのイベントがあるなら、ぜひ呼んでもらいたいです。今年は九州でのライブはしていないんですが、今後は九州でもライブをやりたいです。友人達からは、僕の音楽は狭い空間よりも、開けた場所や広い空間が合うと言われているので、広々とした自然いっぱいのなかで思いっきり歌いたいです。
―宮崎の皆さんに何かメッセージをください。
自然とともに暮らすなかで音楽を作っていますし、経験から生まれるストレートな言葉や曲を伝えていければいいかなと思っています。今回の宮崎の訪問では、サーフィンをする時間もしっかり取りました。今後も時間を見つけて通いたいと思うのでサーフィンしている時なんかに見かけたら、気軽に声を掛けてください。(笑)また、宮崎だからこそ、サーフィンを通した横のつながりで、僕の音楽が風景に溶け込んでくれたら嬉しいです。これから頑張っていくので、どうぞよろしくお願いします。