●10月27日リリースのNewアルバム「Piano」について、コンセプトや聴きどころを教えてください。
今回のアルバムは、ピアノと私の一対一の会話を、ありのままに閉じ込めたアルバムです。ピアノと向き合う時、一番自分が自然体でいられる。格好悪い自分も、情けない自分も、ピアノは必ず受け止めてくれる。そう思って、自分自身を解放して、ピアノに自分の全てをむき出しにして作ったアルバムです。その気持ちにピアノは答えてくれました。私自身がビックリするくらい、ピアノの表現の幅の広さに気付かされました。そんなピアノと私の表情を感じてもらえたら嬉しいです。
●今回のアルバムはタイトルの通り、完全ピアノソロということですが、レコーディングでのエピソードや大変だったこと、楽しかったことなど教えてください。
大変だった事は、ピアノと自分だけなので、他の支えが一切無い事。本番のレコーディングまでに、何度も、何時間も、何日も、ピアノと話し合い、議論し、本番に挑みました!なので、本番のレコーディングは短い時間だけど、もの凄く集中して、ピアノと一緒に全力疾走したので、体力と精神力の消耗が激しかったです。スタッフからは「アスリートみたい」と言われていました(笑)。楽しかった事は、頑張った後に、美味しいお菓子やご飯が待っていた事。これがあるから、頑張れる所もあるんですよ。
●ピアニストとしてだけでなく作曲家の顔も持つ西村さんですが、音楽のルーツや影響を受けたアーティスト、楽曲などがあれば教えてください。
少し珍しいと思うのですが、小さい頃から自分で作曲をしていたので、誰かに影響を受けたという記憶が薄いのです。高校生や大学生の頃は、割とブリティッシュロックが好きだったりもしましたが、それまでは特には無いんです。強いて言うなら、子供の頃に見ていた「まんが日本昔話」の背景に流れていた音楽とか、映画「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラとかが心に残っています。
●美しく穏やかな魅力を持つ西村さん。女性として美しく輝くために心がけていること、美の秘訣を教えてください。
絶対に無理をしない事。もちろん、仕事の上で無理はたくさんしているのですが、その代わりに、ご飯は好きなものを我慢しないで食べたり、移動中眠ければすぐに眠ったり。自分を許す時間を作る事って大切だと思います。後は、何か1つで良いので、続ける事。ヨガでも、足ツボでも、顔筋体操でも、水泳でも、なんでもいいです。自分の身体に少し刺激を与えてあげる事を、これもまた、無理にならないように続ける。無理は続かない第1歩なので気をつけると良いですね。
●西村さんが魅力的と感じる女性像を教えてください。
「信じている女性」。
誰が否定しても、自分だけはきっと叶う、きっと実現する、きっと花開くと、信じている女性です。自分の事、自分が信じなかったら、誰が信じるんでしょうか?信じている人は、他人の事も決して否定したり批判したりしないはず。そんな女性は、仕事もプライベートも、きっと充実していて輝いていると思います。
●活力充電法、リフレッシュ法を教えてください。
よく食べる!よく寝る!(笑)まずはこれに限ります。それと、気が置けない仲間と、くだらない話しをしたり、ちょっとお酒飲んだりして、大笑いする事!少し前まで「ピアニストには無駄な事」と思って、どちらかと言うと敬遠していたことなんですが、この「どうでも良い」時間や事が、とっても楽しくて、大事なんだって言う事が、最近判って来たんです。
ここから、色々なアイディアが生まれる事もあるんですよ。今まで避けてきた事がもったいないくらいです。
●宮崎に来られたことはありますか?印象をお聞かせください。
太陽の光が明るい印象がありますね。空港から街中へ向かうときに、道の両側に見えるヤシの木を目にすると、「南国にきた」気分になります。
両親が種子島出身なので、宮崎弁も違和感なく、かえって親近感をおぼえるぐらいです。
●最後にCharge読者、宮崎のファンにメッセージをお願いします。
宮崎は、神秘的な場所ですね。なんだか気持ちがクリアになるような気がしています。近い将来、コンサートで訪れたいと思っています。その時は、是非、会いにきて下さい。
美しすぎる旋律と妖艶な音色から紡ぎだされた一枚
NEW ALBUM 「Piano」 西村 由紀江
Now On Sale!!
来年2011年5月、デビュー25周年を迎えるにあたり、今作で一度原点に帰る作品。前作『ビタミン』では、多様なアレンジを加えての作品だったが、今回はピアノという楽器のもつ魅力を最大限引き出すためにピアノソロで構築。 アートワークからミュージックビデオ全てにおいてピアニスト西村由紀江の元素“裸”を作品を通じて感じてほしい。そこには心のフィルターを透き通る音色が存在しています。
初回限定盤
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通常盤
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