THE RAMPAGE from EXILE TRIBE/6thシングル「HARD HIT」についてインタビュー

●前作「Fandango」で得られた反響をどのように感じていますか?
「今までのTHE RAMPAGEにない曲調や音楽性だったので、新鮮な印象を持たれた方が多かったと思います。あと、ライヴではファンの方が一緒に歌ってくれたり、自分たちの狙いがしっかりと浸透しているなという感覚はありました」

●全国ホール・ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』の再追加公演が続行中ですが、本公演を含めると半年以上に渡るロング・ツアーになりました。この経験を通して新たに発見したことや見つかった課題などあれば教えてください。
LIKIYA「全国58公演ものライヴをやらせていただくにあたり、自分たちの武者修行時代から応援してくださっているファンの方々を始め、本当にいろいろな方々に支えていただいているんだということを、全国各地で感じています。あとは、16人が心をひとつにしてパフォーマンスすることが何よりも大事なんだということも、このツアーを通じて改めて実感しています」

●続いて6thシングル「HARD HIT」の話題に移りますが、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?
川村壱馬「前作の「Fandango」はラテン調の新しい試みではあったんですけど、今回はまたTHE RAMPAGEの原点を表現できるシングルにしたいと思って制作していきました。リード曲の「HARD HIT」がTHE RAMPAGEを象徴する重量感のあるサウンドなので、夏のシングルではありますが、さわやかさではなくTHE RAMPAGEらしくアツさが表現できていると思います。逆にカップリングでは「BREAKING THE ICE」という爽快な楽曲も収録しているので、シングルとしての面白みも感じていただけると思います」

長谷川慎「今まで5枚のシングルを出せていただいて、今回のリード曲「HARD HIT」でまたTHE RAMPAGEらしい攻撃的な楽曲を出すことができました。自分の中では夏をイメージさせるさわやかな曲がくると予想していたんですけど、このタイミングで「100degrees」に並ぶTHE RAMPAGEの新たな武器ができたのが嬉しかったです。これからライヴを重ねていくことで、どんどん曲力を育てていきたいと思っています」

●ボーカルの3人にうかがいますが、歌詞の世界観については、どのような感想を持ちましたか?
川村壱馬「サビで〈撃ち抜け〉とか〈BANG〉とか言ってしまうくらい、狙いを定めたら絶対に外さないというTHE RAMPAGEの強さが表現できている曲だと思います。その中にエモーショナルなラップ・パートがあって、ストーリーを頭に浮かべながら聴いてもらえる構成になっています」

RIKU「自分たちの決意表明や気合いをメロディラインに乗せました。〈もう一度あの頃の気持ちでやっていくぞ〉という決意を、自分たち自身に言い聞かせているような歌詞ですね。サウンド・アプローチもそうですが、歌詞でも原点回帰をイメージさせる曲になっていると思います」

吉野北人「攻撃的な歌詞の中にも、自分たちの覚悟や決意を表現した言葉が散りばめられています。THE RAMPAGEの色、自分たちらしさを貫き通して辿り着いてやるという強さを、この曲から感じて欲しいです」

●HIP HOPとロックを融合させたサウンド・アプローチについては、どんな感想やイメージを抱きましたか?
山本彰吾「がっつりHIP HOPなんですけど、縦ノリができるビートだなと思いました。そういう意味でパフォーマンス映えするトラックです。リリックもTHE RAMPAGEのど真ん中ですし、めちゃくちゃいいメロディラインが乗って、すべての条件がバチッとはまった曲になったと思います」

武知海青「デモを聴いた時に、メンバー全員から「おぉ~!」という歓声が上がったんです。まさにTHE RAMPAGEのど真ん中をついた曲だからこその反応だったと思います」

●パフォーマンスに関しては、どのように決めていったのでしょうか?
LIKIYA「この曲を聴いた時に鋭さを感じたので、尖ったパフォーマンスにしたいと思いました。なので、ダンス・スタイル的にもKRUMP(クランプ)を取り入れて、男臭い攻撃的な振りつけを考えていきました。実際に振りつけを担当したメンバーは、KRUMPをやってきた武知海青と長谷川慎、そしてメロディ部分を考えた山本彰吾の3人。かなりエッジの効いた振りを考えてくれました」

武知海青「最初はKRUMPをわかりやすく伝えられる振りを考えたんですけど、LIKIYAさんから「もっと尖った方がこれからのTHE RAMPAGEのためにもなるし、自分たちの今を象徴するにはそうした方がいい」とアドバイスをもらいました。自分も吹っ切れて、がっつりKRUMPを取り入れた振りを考えました。初めてKRUMPを見る方は驚かれるんじゃないかというレベルの、荒々しい男性を表現した振りなっています」

長谷川慎「実はKRUMPの中でも細かくスタイルがわかれていて、海青さんは荒々しい大振りなスタイルで、自分は細かいトリッキーなスタイルを得意としているんです。この「HARD HIT」ではふたりの得意な部分を活かしたいと思って、MV映えを意識しながら海青さんと僕のコンビネーションで作っていきました」

山本彰吾「僕はKRUMPにいくまでの振りを担当しました。凄くフロウが気持ちいい曲なので、そこをパフォーマンスでも表現できたらなという気持ちでメロディ部分を作らせていただきました。リスナーの方にとっては歌がしっかりと耳に入って、なおかつパフォーマーにとっては踊った感のある振りつけになったと思っています」

●今作のMVはデビュー作「Lightning」と同じ久保茂昭監督の制作ですが、どのような映像になりましたか?
「まず久保監督から、大枠で言うと狼の群れが狩りに行くようなイメージと言われて、最初はすぐに理解できなかったんです(笑)。でも、よくよく考えてみると、歌詞でも表現している絶対的な意志、狼で言うと獲物を100%の確率で狩るという、そういう鋭さをMVで表現していこうという意味だったと解釈できたんです。メンバーそれぞれのシーンでも、今回の曲のメッセージが伝わる内容になっていると思います」

●THE RAMPAGEにとって、「HARD HIT」はどのような位置づけの楽曲になったと思いますか?
長谷川慎「THE RAMPAGEの新たな必殺技というような位置づけですね。ライヴで披露したら、最高潮となるテッペンまで盛り上がれるような楽曲だと思います。この時代にこういうテイストの楽曲をやっているグループはあまりいないと思うので、今までのTHE RAMPAGEを知っている方にも意外性を感じていただきたいです」

●続いてカップリング曲「BREAKING THE ICE」について、どのようなイメージをもって制作した楽曲なのでしょうか?
LIKIYA「森永製菓さんのICE BOXとコラボした楽曲になっているんですが、青春を過ごしている若い世代の方々に届けたい応援ソングになっています」

武知海青「メイン・ターゲットが中高生ということもあって、青春の1曲に加えてもらえる楽曲になったらいいなと思います」

山本彰吾「僕たちTHE RAMPAGEは、ひとつのチームという感覚もあるんです。16人それぞれに役割があるですけど、それはチーム競技のポジションみたいなもので、スポーツと共通する部分が多いんです。ライヴをやっていても、部活のように汗をかきますし(笑)。そんな僕たちが「BREAKING THE ICE」のような曲を表現するのは、とても意味があると思っています。特に勉強や部活動に励んでいる方、さらには仕事を始めたばかりの方々に響いてくれればと思って制作しました」

●この「BREAKING THE ICE」のパフォーマンスは、誰が中心に振りを作っていったのでしょうか?
LIKIYA「与那嶺瑠唯が担当しました。さわやかなイメージのある楽曲なので、そこをTHE RAMPAGEとしてどう表現したらいいのか、結構悩んでいたようです。でも、難しいことは抜きに、普段から何かに向き合ってがんばっているみなさんが楽しんで踊ってもらえる振りつけが一番だという方向性で作り出してからは、早かったですね。パフォーマンスを通して、不安や悩みを少しでも取り除けたらという振りになっています」

●レコーディングを振り返るといかがでしたか?
川村壱馬「サビを素直に歌いすぎてしまうと、完全に単にさわやかな曲になってしまうので、その辺のバランスは意識しました。さわやかさだけじゃなくて、THE RAMPAGEらしさが芯にある楽曲なので、そこも感じてもらえたら嬉しいです」

RIKU「THE RAMPAGEの幅の広さを表現していくためには、必要でありチャンスとなる楽曲だと思ったのでサウンドに身を任せて歌うことを意識してレコーディングしました。聴いていると風が吹いてくるような疾走感を歌に乗せたり、曲の世界観を素直に表現していった感じですね」

吉野北人「僕もさわやかな気持ちになって、気持ちよく歌うことに集中しました。THE RAMAPAGEの曲の中でもポップス感の強い楽曲なので、まだ僕たちのことを知らない人にもこの曲をきっかけに知ってもらえたら嬉しいです」

●確かに、新たなリスナーの獲得にひと役買ってくれそうな楽曲ですよね?
「実は森永製菓さんの『ICE BOX』のダンス・キャンペーン〈悔しさなんか、踊って、噛み砕け〉のテーマ・ソングにも起用していただいています。あとは、いろいろな県で全国高等学校野球選手権地方大会のテーマ・ソングになっていたり、いろいろな場所で「BREAKING THE ICE」が今夏を盛り上げていってくれると信じています」

●3曲目に収録するカップリング曲「SWAG IT OUT」の解説もお願いします。
LIKIYA「3rdシングル「Dirty Disco」と同じタイミングでデモ曲が上がってきた、NEW JACK SWINGをテーマに制作した楽曲です。THE RAMPAGEのHIP HOP感を表現したグルービーな曲が、また新たに生まれました」

「曲を聴いた瞬間、16人で踊っているイメージが湧きました。ボーカル・チームも参加して全員でNEW JACK SWINGのステップを踏んで踊ったり、みんなでバイブスを上げていく曲になると思います」

川村壱馬「実は1年以上前に一度レコーディングを経験しているんですが、その時は理解できなかったリリックや主人公の気持ちを、この1年の活動を通した自分たちの成長によって理解できるようになったのは新たな発見でした」

RIKU「ファンのみなさんと一緒に騒いで宴を楽しむというメッセージがある中で、自分たちの想いや本物感を表現するリリックが随所に散りばめられた歌詞になっています。凄くわかりやすいメロディラインなので、一回聴いたらすぐに覚えられと思います」

吉野北人「ライヴで映える曲だなと思いました。〈アガれ 端から端まで〉という歌詞もあって、会場をひとつにすることができるんじゃないかなと思います。歌詞の内容も〈シナリオ通りのStory逆らうように〉とか、今しか歌えないような内容でもある気がします。THE RAMPAGEの若さや勢いも表現できた曲だと思います」

●パフォーマー目線で、共感したフレーズや歌詞を挙げるならどの部分でしょうか?
山本彰吾「具体的なところで言えば〈Glory〉や〈Hold up my buddies〉といった、希望に満ち溢れたリリックですね。前作の「Fandango」とタイプが似た楽曲ですが、どちらかというと自分たちの宴で楽しんでいるようなイメージの「Fandango」に対して、「SWAG IT OUT」はクラブというかダンスホールに自分たちが乗り込んだ上で楽しんでいるイメージなんです。でも、〈騒ぎな!〉とあおるだけの曲では決してなくて、THE RAMPAGEの経験や決意も歌えているという点も好きな部分です」

武知海青「〈群れたビルの向こうに 広がる Glory 体当たりで 勝ちあがっていく〉とか〈本能で 明日を生きる〉というワードが好きです。等身大の自分でぶつかって勝負していくというアツい気持ちが伝わってくるので、そうやって夢や未来に向かっていこうとしている人を応援できる曲でもあるのかなと思います」

●ボーナス・トラックには「Fandango」の英語バージョンを収録。この英語バージョン収録というアプローチは恒例になっていますが、今回の制作で発見できたことはありましたか?
川村壱馬「今回はAILIさんという方とスタジオに入らせていただいたんですけど、いつも以上にいいバイブスでレコーディングできました。褒め上手というか、うまくコントロールしてくださったので自然体で挑めました」

RIKU「いい意味で日本語の「Fandango」よりもカッコいい「Fandango」を作りたいなという想いでレコーディングしました。日本語の制作時から色気やセクシーさがテーマだったので、そこを英語でパワー・アップさせるためにエロイ歌い方を研究しました(笑)。英語の方が日本語よりも音節が多いので、色気が増すにはどうしたらいいのかと考えながらやったことで、日本語の「Fandango」にも負けない出来になったと思っています」

吉野北人「日本語バージョンは日本語バージョンのいいところがあり、英語バージョンは英語バーションでいいところがあるので、その対比も面白さだと思います。今回は僕たちもラップに挑戦させていただいたんですけど、そこは日本語バージョンよりもカッコよくなりましたね。これからもシングルを出す度にいろいろな表現の仕方を吸収して、洋楽として聴いてもらえるようなクオリティにまで引き上げて、もっともっとレベルアップしていきたいと思っています」

●今年の夏はTHE RAMPAGEとしてどのように暴れ回りたいですか?
川村壱馬「このシングルを引っさげて、THE RAMPAGEらしく男っぽいアツさでこの夏を盛り上げて、引き続きツアーも最高の形にしていけたらなと思います。これから夏のイベントにもいろいろと出させていただくので、さわやかにというよりも本当に熱く熱く、夏に燃え尽きるくらいの勢いで2018年を盛り上げていきたいと思います」

長谷川慎「THE RAMPAGEらしく暑苦しく泥臭く、暑い夏の熱をさらにヒートアップさせたいです」

武知海青「8月17日のファイナル公演までツアーが続くので、そのツアーを最高の形で乗り切ることが現在の目標です。自分たちが今すべきこと、自分たちが持っている力をすべて出し切って、引


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【公式HP】
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