デビュー5周年を迎えた彼らが届ける“音楽のチカラ、言葉のチカラ”
4月25日、宮崎市民文化ホールで開催されたAqua Timezの全国ツアー「AquaTimez Music4Musictour 2010」。ツアー後半戦、九州公演ラストでもある宮崎公演。立ち見席が出るほどの超満員、熱気に満ちた会場内、照明が消えると同時にBGMにのせてツアータイトルが映し出されたスクリーンにメンバーの写真が次々と現れる。そこへメンバーが登場すると、観客は一斉に立ち上がり、ボルテージはいきなり急上昇。『ALONES』、『最後まで』、『シャボン玉Days』の3曲を立て続けに熱唱。「宮崎のみなさん、今日で九州ファイナル、最後までよろしく!
そしてデビューして5周年を迎えて、この曲をこうして歌えることを嬉しく思います。僕らは2010年も変わらず歌い続けます!」とヴォーカルの太志の言葉に続いて披露された『等身大のラブソング』では、会場内が一体となり、熱気も上がり続ける。最初のMCでは、宮崎大好きというギターの大介が、メンバーと息の合ったトークを交えながら宮崎の食べ物を紹介したり、とある企画で会場入場の際、多くのスタッフに紛れて大介本人が観客のバッグチェックを担当していたと告白。会場中から驚きの声が上がる場面も。
引き続き『絵はがきの春』、『決意の朝に』、『Velonica』など、バラードからアップテンポな楽曲までを立て続けに演奏。後半は大ヒット曲の『虹』や、全員でタオルを振り回しながら盛り上がった『自転車』など、身体中で楽しめる楽曲が次々と続き、本編ラストは『白い森』で締めくくられた。アンコールでは、ツアーグッズのTシャツを着用したメンバーと観客全員による記念撮影!『上昇気流』、最後は『長すぎた夜に』で幕を閉じた。
彼らのライブには、するりと心に入り込む歌詞や言葉、時に力強く、時にふわりと優しく包み込んでくれる音楽が持つ無限のチカラがある。そう改めて感じさせる約2時間30分だった。
──最後に、公演終了後のAqua Timezから宮崎のファンへ嬉しいメッセージ!
TASSHI:ライブ中、盛り上がるところと静かに聴いて欲しいところ、それをちゃんと区別して楽しんでくれるのは、宮崎ならではの盛り上がり方かなって感じでしたね。すごく楽しかったです。ありがとうございます!
mayuko:九州のファイナルなので、私も楽しみにしていたんですけど、みんなが私たちを待っててくれたんだなあっていうのがライブ中にすごく分かって…、ジーンときました。ありがとうございました!
大介:最後の曲を弾いているときに、ステージから泣いてる人が見えたんですよ。俺たちも精一杯やれたし、その僕らの想いがみんなに伝わったことで、楽しみにしてきてくれた人たちが喜んで泣いてくれたんだろうということがものすごく嬉しくて、感動しました。
OKP|STAR:笑顔の人がすごく多いっていう印象のライブでした。そのみんなの表情につられて僕らもすごく楽しく笑顔で演奏できたし、九州ファイナルとして、すごくいい締めくくりができました!
太志:九州のファイナルっていうこともあって、1曲歌い終えるごとにもう残り何曲…、みたいな名残惜しさが湧いてきたんですよね。アンコールでみんなと写真撮影した時も、今日来たくても来れなかった人の分も声出して、って言ったら、みんなすごいデカい声を出してくれて。みんながひとつになった瞬間という感じで…。言葉にならない気持ちでいっぱいになりました。最高でした!
これからも、彼らの楽曲が与えてくれる、“音楽のチカラ、言葉のチカラ”を感じていきたい。