【Charge】SPECIAL INTERVIEW ~コブクロ~

20100920-1284946857皆が待ちこがれた日がやってくる!!宮崎 スタジアムライヴ 遂に実現!

──まず、8月25日にリリースされるカバーアルバム「ALLCOVERS BEST」を制作することになったきっかけを教えてください。
小渕「一昨年くらいから、ライヴで少しずつカバー曲を歌うようになったんです。回を重ねるごとに「あれ?」っていうくらい会場の空気が変わっていくのを感じて、あぁ、みんな僕と黒田の声で違う人の歌を聴くこともすごく楽しんでくれてるんだなって思えたんですよね。本当に思った以上の反応だったんです」
黒田「それで味を占めたわけじゃないですけど(笑)、だったら一度、本気でやってみようかと。僕らの場合、お互いにストリートでカバー歌ってたっていうところから始まってますから、突き詰めてみたら、何か新たなきっかけになるかもしれないし、やったら絶対に面白いことになるぞっていうのは思ってたので」

──2枚組で全25曲というボリュームですが、選曲はどのようにしたのですか?
黒田「織田哲郎さん、尾崎豊さん、浜田省吾さん、槇原敬之さん、渡辺美里さんなど、邦楽はほぼ、80年代後半から90年代の曲ですね。僕らの青春時代、中学校とか高校の行き帰りに聴いてたものなんです」
小渕「最初は、いわゆるカバーアルバムと言えばこれは絶対やるでしょ!みたいなものがお互いの頭の中に浮かんでたんだけど、せっかく10何年もやってて初めてカバー出すのに、そんなお行儀のいいものでいいのか?って、1回考え直したんですよ。それから久しぶりに2人の(音楽の)”おもちゃ箱”をガッシャーン!とひっくり返して、とりあえずやってみよう!って勢いで、洋楽も邦楽もどんどんレコーディングしていきました。桑田圭祐さんとMr Childrenさんの「奇跡の地球」は、僕らが一緒に歌っていく決意をしたといってもいい曲。ストリートでもかなり歌い込んでた曲なんですよ」

──他にも、思い入れのある曲やレコーディングのエピソードがあったら聞かせて下さい。
小渕「僕は大好きなBOOWYさんの曲ですね。どうアレンジしようか考えて、一度バンドでやってみたんですけど、”なんじゃこりゃ(笑)”ってことになってしまって。バンドが悪いわけでもなんでもなくて、オリジナルのBOOWYがかっこよすぎるんですよね。最終的には僕と黒田の声、アコギ、タンバリンっていう、BOOWYの楽曲には全くない形にしたんですけど、これこそ僕らコブクロがやる、BOOWYへの最大のリスペクトかなと。ちなみに、僕は今でも宮崎に帰ったら友達みんなでBOOWYを熱唱するんですけど(笑)、その感覚がアレンジのヒントをくれたんですよ」
黒田「今回、僕が本当に尊敬している尾崎豊さんの曲を歌わせてもらってるんですけど、「カバー、やっていいですか?」って許諾を頂きに行った時、先方の事務所の方から「コブクロさんにやっていただけるんだったら、こんなにありがたいことはないです」って返事をもらったそうなんです。もうね、泣きそうでした。こんな嬉しいことってあります!?SINGLIKETALKINGの佐藤竹善さんもそう。「その選曲、本当に僕らの曲が好きなんだなってことが伝わってきて、バンドメンバー全員喜んでますよ」って。そういうのがね、たくさんあって。こっちが一方的にリスペクトしてることをまた喜んでくれるって、本当にありがたいことだなと思いました」

──これだけたくさんの人の曲を歌うということで、ボーカリストとして感じたところも多かったでしょうね。
黒田「ものすごくありましたね。せっかく自分の中にたくさんの引出しがあるんだから、これから先、歌を突き詰めて行く上でも、これをどんどん開けていくことで確実に幅が広がるなって思いました」
小渕「僕もそうですね。美里さんや槇原さんの曲はピアノ録りのときに歌った僕の仮歌が使われてるんですけど、もうこれ以上でもこれ以下でもないっていう歌が歌えて、僕はすごく幸せだったんです。でも黒田は今回、本当に手を替え品を替え、いろんな歌い方を表現してる。これこそがコブクロだなと思いましたね。僕はこれ以上でもこれ以下でもないから曲を書き続ける。黒田はまだまだ”手の内”があるし、どんな歌でも歌える。あれもいいじゃん、これもいいじゃん、じゃあこんな曲書こうかって、これからの発想として生かすことが出来るんですよ。その思いにあらためて奮い立ったようなレコーディングでしたからね。本当に作れて良かったなと思ってます」

──宮崎ご出身の小渕さんですが、ご存知の通り今宮崎は口蹄疫で被害を受けた畜産農家をはじめとする本県畜産の再生、そして県内経済の復興に向けて、県民が一丸となって『がんばろう宮崎!』を取り組んでいっています。小渕さん、黒田さん、そして今井美樹さん、布袋さんからの楽曲『太陽のメロディー』は、宮崎県民にとって大きな贈り物でした。そして、次なる嬉しいニュースは、秋にはいよいよコブクロ初の宮崎スタジアムライヴ(10月10日開催予定の宮崎・生目の杜運動公園)を心待ちにしている宮崎のファンにメッセージをお願いします。
黒田「昨年のツアーの宮崎公演における、突然の小渕の一言から始まった、「宮崎でのでっかいライヴ」計画。今回無事開催に至ることとなり、本当に嬉しく思います。
初めての「宮崎ファイナル」でもあり、是非成功させたいと思ってます。皆さん、盛り上がりましょう!」
小渕「僕の地元・宮崎での過去最大のライブという夢が、叶おうとしています。昨年、ツアーの宮崎公演のステージで「いつか、宮崎で大きなライブをやりたい!」と突然思い、アンコールの前のMCで言った事が始まりでした。何の前触れも無く、勝手に言った一言でしたが、沢山の人の協力のおかげで、実施が決まった時は、それだけで涙が出ました。
この春、宮崎は、口蹄疫という誰も予想出来なかった事態に見舞われ、大変な思いをされた方が沢山いらっしゃいます。10月に控えていたこの宮崎のライブも、一時は公演を見合わせざるを得ないという状況になりましたが、その時、県内の皆さんの声が届いてきました。
『このライブを実現させてなんとしても、宮崎に元気を!活気を取り戻させてほしい!10月を楽しみにしています。』
この大変な時に、僕等のライブに希望を抱いてくれている方が、沢山いる事を知りました。それだけで、感動しました。遠くから「太陽のメロディー」を届けながら、ただただ、終息を祈り続けました。7月27日、非常事態解除宣言が出て、晴れて、10月10日のライブ開催が決定しました。この日のステージに立っている自分達を想像するだけで、この日の客席に居る沢山のお客さんを想像するだけで、涙が出そうです。このライブに全てを注ぎ込み、最高のライブにしたいと思います。
楽しみにしていてください!!」

20090513-1242181973
20100920-128494686440万枚完全生産限定!!
コブクロ カバーアルバム
『ALL COVERS BEST』2010.8.25 OUT

今年3月、iTunesでの世界同時配信、また本人出演が話題となった“PEPSINEX”CMソング『Layla』(Derek&the Dominos)、昨年末のFNS歌謡祭で披露し多くの反響を得た『I LOVE YOU』(尾崎豊)や、『三日月』(絢香)、『卒業写真』(荒井由実/ハイ・ファイ・セット)といった、時代を問わず邦洋のヒットソングをコブクロがカバー。コブクロの歌声により、名曲の数々が新たな表情を魅せる名盤がここに誕生。
【完全生産限定盤A:オリジナルフィギュア付き】
WPCL-1081011
¥3,800(tax.in)


20100920-1284946870【完全生産限定盤B:オリジナルギターピック付き】
WPCL-1081213
¥3,300(tax.in)

 

 


20100920-1284946878今井美樹×小渕健太郎
with 布袋寅泰+黒田俊介
『太陽のメロディー』NOW ON SALE
このCDと配信の売上利益は、宮崎県口蹄疫被害義援金に寄付されます。
WPCL-10865
¥525(tax in)

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