いつでもポジティブ、笑顔で前向きに
夢は、大切な人も一緒に幸せになること
Monthly Guest vol.43
宮崎 薫
エッセイスト
「いい言葉を使うと、次々にいいことが起きるようになって」と、面白そうに話す宮崎薫さん。自然農を志す夫と共に、全く知る人のない綾町へ移住して2年半が過ぎた。そこで得る収益は、まだ大きなものではないが、何でもプラス思考の薫さんは、「私たちは幸せになれるから、心配はしていません」とにっこり。
薫さんが何でもプラスに考えるようになったのは、長女を出産してから。当時自衛隊の潜水艦に乗っていた夫は一度出港すると数ヶ月帰らない生活で、寂しい思いを抱えながらの育児に、悩むこともあった。そこで、本で読んだプラス思考を試してみることに。
子どもが転んでも「骨が丈夫になるからラッキー」という具合に考えてみるうち、何事も前向きにとらえることができ、何気ない日常が、何倍も何十倍も楽しく感じられるようになった。そこからは悩みから開放され、笑顔の毎日へと大変身。
夫が農業を始める時も周囲は心配したが、薫さんは幸せになるために決断した夫に惚れ直し、ワクワクしながら自分ができることを始めた。広島でやっていたプラス思考を広げる会は、さらにおしゃれに美も追究する「セレビューティの会」へと進化。ここでは、夢を叶えたい人と一緒に豊かになることを考え実践する。ひとつ叶えば次も叶うという夢のような話だが、こうなりたいと願って精一杯やれば幸せになれる。宮崎さん一家がその証人だろう。自分自身の生き方を伝えたいと自伝も出版。幼少の頃から人の話を聞くのが大好きだったという薫さんは、その方の魅力を伝えるお手伝いができればと、プロフィールライターの仕事もスタートした。
薫さんは夫と毎晩のように晩酌をしながら、一日の出来事を話すのが楽しみ。日々の出会いをふたりで感謝し、明日へと大切につなぎたい。そんな思いを胸に、周囲の人、みんなに笑顔の輪を広げていく。そんな言葉を発信し続けている。
Profile
北海道出身。学生時代の1人旅行で夫のコージさんと出会い結婚後、広島へ。自然農を志す夫とともに2010年に綾町へ移住。幸せな出産、育児、夫婦円満、美しく豊かになるというテーマで執筆・講演活動などを行う。8歳、4歳、1歳の2女1男の母。エッセイ『潜水艦乗りの妻から、お百姓さんの妻へ』(文芸社)は、前向きな生き方が共感を呼び、全国書店で好評発売中。
ブログ「ラブ&ピースで幸せな毎日」
http://ameblo.jp/happy-happy-miracleroad/