会話で人を元気にする
服屋の名物おばちゃんになりたい
Monthly Guest vol.32
窪田 恵理さん
アパレルショップ、インターネットショップ
「LOVE SOUL」オーナー
関西弁の軽快な話術で人を楽しませてくれる、アパレルショップ「LOVE SOUL」オーナーの窪田恵理さん。5年前、サーフィンをしに来た宮崎にほれ込み、休暇で訪れたはずが移住を決めた。「人生は直感」という、とてもアクティブな女性だ。人が大好きで、来店者を得意のトークで元気にする。そんな人情味あふれる窪田さんに会うのを楽しみに来店する人も少なくない。 店内には選りすぐりの輸入ものを中心に、宮崎では同店しか取扱いのないブランドアイテムなどが並んでいる。「同じ服を着ている人がいたら、テンションが下がるでしょう。だから同一服の点数は少なくし、種類を多くした品ぞろえにしています」。遠くから足を運んで下さる方にも、より便利に買い物をしてもらえたらと、店頭販売に加えネットショップも開設している。顔が見えないネット販売でも一着買ってもらうのに10数回のメールのやり取りをするなど、対面販売と同じ感覚で対応している。そんな窪田流の販売と商品の充実さが支持を集め、ファンは全国に広まり、年齢層も 20~ 40、 50代と幅広い。 窪田さんは幼い頃から母親の手作りの服を着て育ってきた。愛情がこもった服に包まれる温かさを肌で感じてきたから、今度は自分が服を通して人を元気にしたいという思いがある。だから後悔する買い物はしてほしくない。「買い過ぎそうになるお客様がいるとついつい止めてしまったりします。服を買って笑顔で帰ってくれるのが何よりの喜び。無理な買い物をしてないかな?と心配になって…」と、店員というよりお世話をしてくれるお姉さん的存在だ。 そんな窪田さんの仕事の潤滑油はサーフィンとお酒。お酒は大好きで、中でも芋焼酎にはまっている。「芋焼酎は体にいいと聞いて飲み始めたら止まらなくって。体にいいといっても飲み過ぎはだめですよね」と目を細める。今は健康を考え自重しながら楽しんでいる。 店はオープンから5周年を迎え、目指すは、服を通して人をハッピーにする「名物・服屋のおばちゃん」。今日も店から元気を届けている。
Profile
大阪府堺市出身。短大時からアパレルショップでバイトを始めた。卒業後、他業種に就職するがアパレルへの思いを捨てられず1年で退職。アパレル店に勤務しながら洋裁学校に通う。その後、大阪市の中心でアパレルショップを任され、仕入れ、デザイン、制作、販売など店舗経営すべてを担当。2007年、宮崎市に移住し、アパレルショップ「LOVE SOUL」を開業。
●LOVE SOUL
宮崎県宮崎市太田4-2-194
TEL:0985-50-5229
http://lovesoul.ocnk.net/