“微力だけど無力ではない”気持ちをひとつに、困難を乗り越えよう。
九州チャリティライブ in イオンモール宮崎 2011.4.13
4月13日、イオンモール宮崎で行なわれた、シンガーソングライター川嶋あいさんによるチャリティライブ。あいさんの原点である路上ライブで日本各地を回りながら人々に勇気と力を与えたい。そんな思いで歌い続けるあいさんの姿をひと目見ようと、当日は多くのファンが会場に詰めかけた。「皆さんこんにちは!川嶋あいです。今日のライブをとても楽しみにしていました!短い時間ではありますが楽しんでください」。あたたかな拍手の中、1曲目に歌ったのは卒業ソングとして人気の高い『旅立ちの日に…』。この曲は東日本大震災で被害に遭った宮城県南三陸町の小学校で卒業式に歌うはずだったもの。あいさんはこの曲が被災地の子どもたちの励みになったことを知り、被災地を訪れ子どもたちと一緒に合唱したという。苦しみや悲しみの中にありながら懸命に暮らす被災地の人々の状況を知り、無力さを感じながらも自分には何ができるのか?あいさんは義援金を集めながら日本各地を回る路上ライブをスタートさせた。「今年2月に行なう予定だった宮崎ライブが、新燃岳噴火の影響で中止になってしまって…でもこうして宮崎に来て皆さんの顔を見ることができて嬉しいです。これからも気持ちをひとつにして、様々な困難を乗り越えていきましょう!」と語ったあいさん。2曲目は『大丈夫だよ』。そしてラストは、温かく前向きな気持ちにさせられるメッセージが散りばめられた『カケラ』。ライブ終了後は、チャリティCDの販売会を実施。募金箱を前に長い列を作ったファンと笑顔で言葉を交わすあいさんの姿を見て、 微力だけど無力ではない というこのライブの大きなメッセージに対する彼女の思いが伝わってきた。また宮崎であいさんの歌声が聴ける日を楽しみに待ちたい。
ライブ終了後の川嶋あいさんにインタビュー
ーライブを終えての感想を聞かせてください。
宮崎の皆さんがとてもあったかくて、皆さんのその気持ちが明日からの励みになるし、すごく勇気をもらいました。
ーチャリティライブのメッセージとなっている「微力だけど無力ではない」という言葉がとても心に響きました。
路上ライブで最初に回った広島の女子高生にかけられた言葉で、自分にとってすごく大きな勇気になりました。この言葉を柱にして、これからがんばっていきたいって思いました。
ー4月6日にリリースされたライブDVD「AI KAWASHIMA LIVE JOURNEY 2010」について見どころを教えてください。
デビュー7周年目となった去年の国際フォーラムでのライブ映像です。7年前の路上ライブから今までの軌跡を振り返るようなそんなライブになりました。どんな方でも川嶋あいという1人の人間を理解していただける1枚になったと思います。
ー最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
「微力だけど無力ではない」という言葉を、皆さんの心の中にもぜひ持っていただきたいと思います。これから一歩一歩皆さんと前進できればと思っていますので、一緒にがんばりましょう!