10月にデビューミニアルバムを『Beautiful World』リリース
今、注目のユニット「RAM WIRE」に直撃インタビュー!!
情緒的なリリックと韻を踏むスタイルで自らの世界観や女性像を表現し歌い上げる「ユーズ」。グルーヴィーなパーティーラップから優しい歌声のメロディーラップまで聴かせる「MONCH(モンチ)」。2009年日本レコード大賞作曲賞「明日がくるなら」の他、「君のすべてに」「素直になれたら」と合わせ、合計1000万ダウンロードを超えるヒットを生み、JUJUを人気歌手に導いた注目のトラックメーカー/プロデューサー「RYLL(リル)」。そんな三人が生み出す多彩な楽曲が話題の「RAM WIRE」。2010年10月にデビューミニアルバム「Beautiful World」を発売したばかりの三人に話を聞いた。
──「Beautiful World」に込めた思いなどを教えてください。
私たちが音楽作りをする上で大事にしていることですが、何気なく過ごしている日常の尊さ、ついつい見失いがちなことを曲にして、聴いてくれる人たちと再確認し合えたらいいなと思っています。(ユーズ)
タイトルでもある「Beautiful World」は三人でずっとあたためてきた曲なので、こういう形でミニアルバムに収録されて光栄。ギュッと僕らの思いが詰まったアルバムです。自分も含め、落ち込んだり、何かうまくいかない、という毎日を送っている人たちが、このアルバムを聴いて、元気になったり、頑張るきっかけになれればいいですね。(モンチ)
日常の大切さという話がでましたが、通勤、通学途中とか、当たり前の日常の中での景色とかが彩られたらいいな、そういうきっかけにしてもらえたら嬉しいです。(リル)
──レコーディング中のエピソードなどは?
本当に作り込んだというものなので、最後の練り直し等、けっこう大変でしたね。(ユーズ)
できたものをバンと完成! という感じではなく、録りながら違うなと思ったら、再度、練り直して、を繰り返して仕上げましたから。「Beautiful World」も3回撮り直したし。より皆さんに伝わるようにという思いでレコーディングを進めましたね。(モンチ)
──アルバムの中で思い入れの深い曲は?
「暗号~光が意味するもの~は、本当に自分の中から出てきたという感じの歌詞がかけた気がしています。人は今の毎日が当たり前に続くと思ってしまいがちだけど、実はそうではなくて、事故や病気など、突然、自分の身にふりかかってくるかもしれない。今、何気なく過ごしている毎日の、本当の大切さに気付けたら、普通のこともすごく有り難く思えるし、ご飯だってきっともっとおいしく感じるし、誰かとケンカしてもすぐ謝ろうと思えたり、愛している人にすぐ愛してると言おう、とか…。伝えたい言葉は、もっともっと伝えた方がいいなって。例えば、モンチが明日、死ぬとしたらもっと大切にできるもの(笑)。「暗号」という曲に込めたそんな思いを感じてもらえたらいいですね。(ユーズ)
僕は歌以外の部分での思い出なんですが、「暁」という曲で、ギターを田中義人さんが演奏して下さって。それがすごくカッコ良くって、感動して泣いてしまうほどで、とても大きな思い出になりましたね。(リル)
僕はやっぱり「Beautiful World」。機会があればプロモーションビデオも一緒に見てほしいのですが、お母さんが子どもを抱きながら、歌い聴かせるという感じで、自分のイメージとも歌詞とも合うんですよね。そんなプロモーションビデオを作っていただいたときに、「いい形になったな」という思いがわいてきて、とても思い入れの深い曲になりました。(モンチ)
──深田恭子さん主演の映画「恋愛戯曲 私と恋におちてください。」の主題歌にもなった「秘密」はどんな曲?
これって、とても自虐的な歌なんですね。サビが「何も望まなければこの恋は続いていく」という歌詞で、何も望まなければ続いていくって本当に辛いことだと思うんです。でも、そういう切ない恋をしている人は、とことん切ない思いをしてしまう方がいいっていうか…。そんな思いや経験は、後々の恋愛にすごい温かさを感じさせてくれたり、とことん切ない思いをすることで強くなれる気がするんです。だから、次に両思いになれたとき、嬉しいと思えるし、その思いを持続できると思う。そんな部分が伝わるといいな。(ユーズ)
PVに深田さんが出て下さったのも嬉しかったですね。(モンチ)
──詞を作る上で心がけていることは?
気を付けていることは、言葉の表し方。一つのものを言い回す言葉っていろいろあって、それはすごく考えますね。この意味を表すのに、しっくりくる言葉は何なんだろうって。言葉が枯れた…、とは言わないようにしていきたいですね。(ユーズ)
──活力充電法、リフレッシュ法は?
私は買い物が好きなので、雑貨屋さんや家具屋さんを回ったりすることかな。買い物中はアドレナリンが出まくります!(ユーズ)
音楽聴いたりするだけで、普通に気分はあがっちゃいますね。落ち込んだりしても、好きな音楽を聴くだけで、リセットできちゃう。常に近くに音楽がある気がしますね。(モンチ)
きっと二人には飽き飽きされていますが…。最近、犬を飼い始めまして、その犬がとても可愛くって。散歩させたり、ペットショップをはしごして、いいオモチャを探したり。それが楽しくて活力充電になりますね。(リル)
──これまでに宮崎に来られたことはありますか? 印象は?
実は僕は、宮崎にとても縁があるんです。姉夫婦、姪っ子、甥っ子が住んでいるんですよ。なので、毎年、宮崎には訪れていたりするので、とても親近感のわくところです。大好きです。宮崎!(リル)
残念ながら行ったことはないのですが、家になぜか「宮崎ピーマン」と書かれた段ボールがあります(笑)。あと、鶏が好きなので、宮崎でぜひ、地鶏を味わってみたいですね。(ユーズ)
僕も行ったことはないのですが、ぜひ、ライブではもちろん、その前に下見で遊びにも行きたいですね!(モンチ)
──最後にCharge読者、宮崎のファンにメッセージをお願いします。
ぜひ、宮崎の人とライブでふれ合えたらと思っています。(モンチ)
宮崎特産品を味わうためにも、ライブで行きたいです!(ユーズ)
とても近い存在の宮崎で、ぜひRAM WIREのライブをしたいですね。(リル)
★MINI ALBUM★
「Beautiful World」
AICL 2206 / ¥1,500(tax incl.)
「此処からでも見えるよ、美しい世界」
チャーミングな声の魅力溢れる歌とラップ。時代を彩る美しすぎるトラック。神がかり的リアルパンチラインの応酬。注目のユニットのデビューミニアルバムは聴き逃せない。
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