【Charge】SPECIAL INTERVIEW ~Coba~

これは事件です!Cobaが名曲をカバーする!?
その名もズバリ、コバカバーダ!

150224coba_a-shaQ. 前回の作品から3つの封印を解禁をしたことでも話題となりましたが、今回も余す事無く解禁しておりますね!(笑)

91年にメジャーデビューした時、それまでのアコーディオンのイメージを変えたくて、アコーディオンが誤解されている3つの要素を封印したんです。「伴奏しない」「カバーしない」「ソロをやらない」。それ以来、ロックバンドを従えてヴォーカリストの代わりにアコーディオンで唄うんだ!と、ここまで活動してきました。TVやCM、オリンピックでまで僕の曲を使って頂いて・・・もうアコーディオンが伴奏楽器だと言う人も僕の周りでは居なくなって。そろそろ本質に戻ろうと、まず2013年にソロの封印を解いたんです。これによって、周りの状況やアコーディオンを取り巻く環境が変わったんですよね。そして今回は二つ目、ずっとやりたくてうずうずしていたカバー解禁に至ったわけです

Q. アー写もインパクト大ですね!

僕はやりたいことが明確でないものは好きではありません。それは音楽でも、アートでも、食でも同じ。僕の現場では表現したいことがきちんと明確になっているか、更にそれを実現させる方法が具体的かどうかが大きなポイントです。アー写撮影現場でもそこは全く同じです。こういうものが作りたいから、こういうシチュエーションでこう撮ろうと。迷うことはまずありません。そうやって作っていくと、皆の力とアイデアを合わせた時に、必ず想像していた以上のことが起こって、更にクオリティを上げてくれます。モノ作りの醍醐味はここですね!

Q. オリジナル曲とカバー作りでは制作行程にどんな違いが?

カバーをすることは、オリジナルの作品をリスペクトして、更にそれに新しい生命を宿らせることです。オリジナルの作曲家が想像もしなかった素晴らしいアレンジや新しい表現の仕方を生み出すのがカバーアルバム作りの醍醐味です。

Q. とても幅広い選曲をされていますね!

今回12曲中10曲がカバーなのですが、僕の人生に大きな影響を与えた曲ばかりを集めて、それを劇的に変えるというのをやってみたくて。 M1「Bittersweet Samba」は中高時代にずっと聞いていた深夜放送、オールナイトニッポンのテーマ曲、いつかやってみたいとずっと思っていて。「ゲゲゲの鬼太郎」は、子供の頃初めて見た奇妙なもの。その夜興奮して眠れなかった(笑)。こんな世界があるんだと、人生に多大な影響を与えられた漫画なんです
「安里屋ユンタ」は、沖縄民謡の中で一番好きな曲です。沖縄には日本の古来の姿がまだまだ残っているんですよね。原始的でオーセンティックで素朴なものだからこそ、沖縄の曲は心に居座る気がして。実は今回のアルバム制作で、“歌ものの曲を、歌詞を使わずにアコーディオンでカバーする理由”という大問題にぶち当たったんです。制作中の夏はずっとそれで悩んでいたのですが、結局自分はアコーディオンが好きなんだと。この楽器で自分の好きな歌を唄いたいんだと、スタート地点に辿り着いたんですよね。だからこそ、素朴なメロディの楽曲でも、僕とアコーディオンでしか出来ない表現をしたい、というところに至ったんです。今回沢山の世界の名曲と向き合った時に、作曲家の気持ちがどーっと押し寄せてきて。とても貴重な体験をする事が出来ました

Q. 6/6には、宮崎メディキット県民文化センターにて、「coba tour2015cobacabada」としてお逢いできますね!

今回のコンサートは皆さんがよくご存知の曲ばかりで構成されていますから、皆さん凄い盛上りです。それに加えてcobaの代表作の数々も。演っている僕らも楽しくて、時を忘れてしまう程です

Q. 太陽の国・宮崎を故郷のように愛し、帰ってきてくださるcobaさんですが、宮崎の好きな食べ物は?

宮崎に行くと必ずお世話になるのは、「重乃井」の釜揚げうどん。「一心鮨」での寿司とワインのコラボも楽しみ。他にも沢山ありますが、ちょっと教えたくない場所もあったりして(笑)。あと以前よく通った骨董屋さんがあったんですが、ご主人が亡くなって廃業。本当に残念です。店は人と共に、人は店と共に…ですね。人に会うことが何よりも好きな僕が何よりも楽しみなのが、宮崎のコンサートをお手伝いしてくださるガクオンさんの会長と番頭さんに毎回お会いして一献酌み交わす時。「人は人を呼ぶ」とはよく言ったものですね。本音で夢を語り合える仲間は本当に貴重です。宮崎が、そして宮崎の人が大好きです。

Q. 最後に、ライブを楽しみにしているファンへメッセージを!

今回はギター2本とアコーディオンでの、3人のバトルを楽しんで頂ければと思います!アルバムの曲でも、CDとは全然違う形でお届けします。アルバムに収録できなかった数々の名曲も演奏します。宮崎の人はラテン気質があって、イタリアに戻って来たような気分になるので非常に楽しみにしています。是非会場でお目にかかりましょう!


150326_cobacabada_jyakeshaNEW ALBUM「cobacabada」
通常盤[CD] COCB-54133 ¥2,800+税

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