【Charge】SPECIAL INTERVIEW ~スターダスト☆レビュー~

デビュー35周年を迎えたスターダスト☆レビューのロングツアー真っただ中!!
来年1月の宮崎公演も決定し、またライブでスタ☆レビに会えるのが待ち遠しい限り
Stardust201611

ツアーの約半分を終えた今、ツアーの見どころや意気込み、アルバム『スタ☆レビ』の魅力や宮崎への思いを伺った

── まずは、今年2月に発売されたデビュー35周年記念 スペシャルアルバム『スタ☆レビ』について。こちらのアルバムの魅力を教えてください!

根本 アーティストにとって、こういった何らかの節目等の機会にまとめるという作業も大切なこと。今回のアルバムについては、まず、スターダスト☆レビューというバンドの経歴が見えるような物にしたいという思いがあった。ベストの構成ってとても難しくって5年目に出すときには5年間のベスト、10年目に出すときには10年間のベストとなる訳でしょ。そうなると、5年間が重複することになる。じゃあ、6年目〜10年目をベストとして出せるかというとこれもなかなかうまくいかない。だから、何か違う形で収録できないか?というところから、スタ☆レビのベストなら、活動の中心ともいえる「ライブ」のベストを1枚作り、近年のベストを「スタジオ」のベストという形で作ったんだよね。
ライブベストも、楽曲自体は古いものでもここ10年くらいでやっている曲を盛り込む等、今を表現できるスターダスト☆レビューがそこにいるかなという気がします。

── 様々な魅力あふれるCD&DVDが詰まった豪華なスペシャルBOXだと聞いていますが、こちらの魅力も教えて下さい!!

根本 今回、初めてBOXを作ったんですけど、スターダスト☆レビューらしいものにしたくって…。ライブとスタジオのベストを入れたときに、アルバムに入っていないようなものを入れようと「カップリングベスト」を1枚、ライブの特徴でもあるMCをまとめた「MCD」を1枚。35年の歴史を振り返れるようなDVDを1枚作りました。DVDについては、僕らで語っていくことも必要かとも思ったんだけど、それよりも何よりも、昔の関わってくれたスタッフや元メンバーがどういう風にスターダスト☆レビューを育ててきたか、どういう風にスターダストレビューを楽しんできたかということを伝えたかった。そこで、昔のスタッフや元メンバー、今のサポートしてくれている二人のインタビューをまとめました。最後のおまけ中のおまけで入れたオルゴールは、何か記念に残るような物をつけたいという思いから。メモリアルな物になればと付けたものですね。

── 今年5月にデビュー35周年を迎えられましたが、35年はズバリ長かったですか?短かったですか?この35年で思い出に残っていること等は?

根本 実際に35年というのは、明らかに長いんだろうな。でも、体感的にはあっと言う間でしたね。僕がもし仮に音楽をやっていなかったらどんな35年間を過ごしたかはわからないから、それと比べることはできないんだけど…。毎年、毎年、音楽を作り、音楽を演奏するだけに過ごしてきたこの35年間。でも、本当に毎年、毎年、作っていたから、いつの間にか35年、あっと言う間という気持ちですね。現実的な月日で振り返ってみると、自分が22、3才でデビューして、もう59才になる訳だから、それはもう確実に長いことなんだろうな。

── 35年間の大きな思い出は?

根本 無茶な企画をしたりとかね、そういうものはやっぱり鮮明に残っていますよね。強いてあげれば「つま恋100曲ライブ」なんかは、僕らにとっても一番長い演奏時間だったし、この記念すべき20周年をたくさんのお客さんと一緒に過ごせたということは幸せなことですよね。また、あれがきっかけで周年にでかいのをやろうとなったしね。周年の記念ライブ等は、僕ら好きの人たちに普段のツアーライブとは違う長いライブをお見せしたいという思いからのもので、自分たちにとっても印象深いものですね。
後は、僕らのことを何も知らないで足を運んでくれた方々が、徐々に増えてきてくれたりすることがとても嬉しいことだし、記憶に残っていますね。まだ、海の者とも山の者ともわからないバンドが、ライブによって成長出来てきたと思うんですよ。そんな面白さをお客さんがちょっとずつ気付いてくれて、集まり始めてくれた。

── スタレビの魅力といえばやはりライブだと思うのですが、皆さんにとってライブとは?

根本 CDは今回はいい曲だねとか、今回あまり好みじゃないなとか、様々な好き嫌いがあるもの。だけど、ライブというのは年を追う毎に重なっていくものだから、そこに一番、バンドの歴史が出てくるような気がするんだよね。そんなライブを毎年やってこられたことで、スターダスト☆レビューというバンドが今、どういう状況にいるのか、どんなお客さんが来てくれているのか、どんな風に喜んでくれているのかを、目の当たりにできたのは大きかったな。CDは楽曲の好き嫌いによって、売上の上下があるんだと思うんだけどライブは極端には変わらない。常に2000人の人たちがいて、笑顔で聴いてくれているのなら、それは自分たちの直接的な自信になる。CDの売上は音楽の評価、ライブというのはバンドの評価につながっているような気がしますね。

── 35年という長い年月を重ね、親から子と、スタレビのライブに見ていると、幅広い世代のファンがいると感じるのですが、親子や家族で楽しんでもらえることに関して、どのような思いがありますか?

根本 親子でライブに来て、子どもさんが楽しそうにしているのは、お父さん、お母さんが見たことない笑顔で楽しんでいるからだと思うのね。お父さん、お母さんの笑顔は子どもは単純に嬉しいし、スターダスト☆レビューの音楽がどうのこうのということじゃないんだと思う。でも、僕個人の思いとしては、両親と同じ趣味があるというのはすごい幸せなことじゃないかな、と。僕は親父やおふくろと同じ趣味を持ったことがなかったから、何かについて、自分がこう好きなんだとか、親父はこういう風に好きなんだな、と話したりすることはなくて。今、手紙やメールをもらったりする中で、両親と一緒に来てくれてる中高生の子たちとかもいて、それは本当にうらやましいなと。
また、僕らは長いことやって来ているから、きっと出会った曲がみんな違うだろうし、お母さんが好きな曲と、息子さんが好きな曲がちょっとずつ違うんじゃないかな?例えば、僕らに「木蘭の涙」しかなかったら、あれが好きというのも一つになっちゃうだろうけどね。ライブに来てくれる人って、いろんな曲を楽しんでくれていて、もうちょっとスタレビに対して幅広い聴き方をして下さっている気がするので、それが嬉しいなって思いますね。

── 今まさに2016年2月から2017年春までのデビュー35周年アニバーサリー ロングツアーのまっただ中だと思います!!こちらのライブの魅力や意気込みを教えて下さい!!

根本 2月から始まって、今、まだ半分くらい終わったばかり。今回のアルバム「スタ☆レビ」はベストアルバムだから、ツアーでも以前の曲をラインナップできる。そうなるとやりたい曲っていっぱいでてくるんだよね。だから実は今回、60曲位の中で日替わりでやっているようなところがあるの。それだけに各公演がより違う物になってくるよね。
これは僕らがこの35周年でやりたいものを、敢えてこれでやろうと決めてしまわずに、これもある、これもある、これもある、ということで作ったもの。スタ☆レビというバンドは絶対、こういう風に構成しなきゃいけないというものがないから、宮崎では宮崎なりの、鹿児島では鹿児島なりの、青森に行けば青森なりのライブをやる。だから、お客さんはその日しかない喜びを感じてくれるんじゃないかな。
みんなの好きな曲もバラバラだから、その辺りをうまいこと交えながら、バラード、ノリのいい曲、アカペラ等、緩急も含め、僕らスターダスト☆レビューというバンドを構成している要素は織り込めていると思うよ。実際に3パターンをやってきて、お客さんからあのパターンが一番好きとか、これが一番よくできてる、というようなこともないし、好きなように聴いた人が楽しんでくれているんだと思う。今回のライブは敢えて一つを作らずに、常に今の、今日の、スターダスト☆レビューというものを作っていけてるんじゃないかな。

── スタレビのライブといえば、リクエストマシーンでのリクエストなど趣向を凝らした内容で楽しませてもらっていますが、今回もそういったものはあるのでしょうか?

根本 今回は、MVリクエストといってミュージックビデオのリクエストを用意してます。リクエストBOXに5曲、曲が並んでいるので、あなたの見たいミュージックビデオのリクエストを選んでもらいます!!そのリクエストで、映像を見せながらの演奏をするんだけど、映像は当時の映像で、今の音で聴かせるという面白い形になっているからお楽しみに!!

── 35年、たぶん宮崎は他の県よりもたくさんライブに来てもらっていると思っているのですが…。皆さんにとっての宮崎の印象や思いなどを教えて下さい。

根本 そうだね。宮崎は夏もやってたしね。ここ数年、宮崎での夏のライブはできていないんだけど…。夏の野外を始めたのは宮崎がきっかけだったんだよね。夏の宮崎での野外で始めた「楽園音楽祭」というのを、今も僕らはずっと夏は続けてる訳だしね。これを本家の宮崎で今、できてないのを寂しいなとは思うんですけどね。
宮崎は僕らの何かをやるきっかけを作ってくれる街ではあるね。宮崎のスタッフにアイディアをもらったり。お客さんの身を以ていう空気が温かいというか…。宮崎とか大分はいわゆる熱烈歓迎という言葉を連想するくらい、いいお客さんだと感じてます。

── 宮崎公演は来年1月21日と、ツアースタートから約1年。本当に待ち遠しい限りです…。首を長くして待っている宮崎のファンへメッセージをお願いします!!

根本 ツアーというのは、始まって最初の頃もあれば、終わりの方の街も必ずある訳だけど…。一年というのはやっぱり長いよね。今、半分くらいのところにいるけど、これからこのツアーがどう変わっていくかというのは僕自身もすごい楽しみ。特に終盤、僕らが一年間かけたツアーがどんな風な変化をきたすのかが楽しみな限り。その終盤を行き慣れた宮崎というところで迎えられる。僕の予想としては、一年間かけていろいろなところでやってきたライブの、一番面白い、旨味がギュッと詰まったものにできるかなーと思っています。例えばディズニーランドとかUSJとか、ああいう場所ってゲートをくぐったらもうその空気が出来上がるじゃない?何が起こるのかな?というワクワク感というか…。皆さんには、客席にそういう気持ちで座っててもらえたら、気がついたら3時間経ってたというライブになるよう、本当にスターダスト☆レビューのすべてをそこで楽しんでもらえるように、僕らも頑張るので、待っていて下さいね。

~ありがとうございました!コンサート、本当に楽しみに待っています!!~

関連記事

コメントは利用できません。

月刊Charge編集部が独断と偏見で選ぶ宮崎のおすすめ美容室

  1. お客様の大切な時間を奪わない。確かな技術とサービスの提供を 常にお客様のご要望に応えられるサロンづ…
  2. “温かい”心の癒しになれるお店でありたい “温かい”がお店のコンセプト!というLittle B…
  3. 2席だけのアットホームな空間だからこそ創り出せる癒しの空間 なかなか時間もとれないし、どうせ行…
  4. 「似合わせ」にこだわり、的確にあなたのなりたいスタイルに 「清潔、安心、安全」をモットーに、スピー…
  5. お客様、一人一人が持つ雰囲気(オーラ)を輝かせたい 来てくださるお客様、一人一人が持つ雰囲気(…
  6. 似合う髪型をお客様と探していく、そんなサロン 自宅に帰ってからの再現性を重視したスタイルを心掛け、…
  7. キレイな髪を育むため、髪と頭皮の健康を考えたサロン お客様の髪と頭皮の健康を考えてくれる。そんなサ…
  8. お客様に「似合う」髪型だけを提供する美容室でありたい 周りに追随することなく、お客様に「似合う」髪…
  9. 髪に優しい、ナチュラルで個性を活かしたヘアスタイルに 夫婦二人で営む落ち着けるサロンでありなが…
  10. 「MAKE A PERSON」人をデザインするサロン 「MAKE A PERSON」をかかげ、人を…

イベント&チケット

  1. ★懐かしのあの曲から話題の一曲まで、生演奏でお届け!! 公演日:2023年8月27日(日) …
  2. 2023年5月、佐賀市にオープンした新時代のエンターテイメントアリーナSAGAアリーナのオープン記念…
  3. 2023年5月、佐賀市にオープンした新時代のエンターテイメントアリーナSAGAアリーナのオー…

宮崎☆働く美人

  1. 2020-8-10

    【KIRISIMA】Shochu Club Vol.135 かみもと 千春さん

    自らが楽しむことをモットーに 音楽家・俳優・ボイストレーナーとして 多彩な才能を駆使する表現…
  2. 2020-8-10

    【KIRISIMA】Shochu Club Vol.134 西 真由美さん

    宮崎の良さが詰まった商品を作り、 その魅力を最大限に表現する プロデュースのエキスパート…
  3. 2020-7-10

    【KIRISIMA】Shochu Club Vol.133 芋生 玲子さん

    宮崎ですることに価値がある 大人を意識した洋菓子を作る 女性オーナーシェフ Month…
ページ上部へ戻る