【Charge】human interview ~瀬田 えま~

これからも女性のためのモノづくりに力を入れていくことが
私の夢であり、使命だと思っています。

これまでに「光るランジェリー」「究極の見せブラ」などが全国規模で次々に話題のヒット商品となり、様々なメディアなどにも多数出演した実績をもつ、ランジェリー界のパイオニア、瀬田えまさん。彼女が手がけるランジェリーには、女性のラインを美しく整え、また女心をくすぐるデザインの秀悦さはもちろんのこと、女性が本来持っている魅力を内面より引き出し、輝かせるパワーを持っている。 近年では自身が企画及びデザインを手がけたブランド『bodyc』(ゲルマニウムインナー)が「楽天市場・女性デイリー総合売り上げ1位を獲得」。 彼女がデザインする機能的でありながら優れたデザイン性をもつオリジナリティー溢れるランジェリーは、年齢を問わず多くの女性に受け入れられ、現在もリピーターの支持率が高く、次なる商品を心待ちにしているファンも多い。 2009年には、念願のオリジナルブランド 『Emadoll』 を立ち上げ 女性だけでなく、男性インナーも加わり、コラーゲンインナーは 注目を浴びている。 そこで今回のインタビューでは、元々絵画の世界で活躍していたという瀬田えまさんが「ランジェリーデザインは天職だと感じている」と語るその理由。そしてご自身がデザインされる商品への想い。さらに「一児の母」という立場から見た仕事感などを詳しくお聞きした。

20100315-1268641426──プロフィールの中で「17歳の時、自分の裸体(ヌード)を油絵で描きヌーベル主催の全国コンクール受賞」とありますが、子どもの頃からアートに興味を持たれ、その後、絵画からファッションの世界に移られるわけですね・・・・。
「両親が共にグラフィック関係の仕事をしていたので、家の中にもアート系の道具や書物がたくさんありました。だから小さな頃から絵本代わりに画集を見たりしていたのを記憶しています。中でもお気に入りはルネ・マグリット(シュールレアリスムの画家・1898年?1967年)でした。シュールレアリスムに関してはその後も好きだったので、常に画集を見ていましたね。私としては特に、絵画からファッションに移ったという感覚はありません。子供の頃から自分で縫うほど洋服がすきだったし、両親がデザイナーだったから、絵を描くように洋服もデザインしていたものです。そして文化服装学院で本格的に洋服の勉強をするとますます洋服が好きになっていったので、卒業後は山本耀司(やまもとようじ)さんのブランド『Yohji Yamamoto』に入社し、そこでパターン(型紙)を勉強しました。『Yohji Yamamoto』ではパリコレなど様々な経験をさせてもらい、中でも彼の仕事ぶりを近くで見れるのは本当にラッキーな事でした。モノを見る視点や感じ方の価値観は大きく変わりました。今でも、私にとってかけがえのない財産です。今の主人(ファッションデザイナー瀬田一郎氏)と同じ職場で出会い、その後、結婚、出産などで一時、仕事をお休みすることになりました」

──子育てや家庭と仕事、そしてランジェリーの世界へは何時ごろ、どのようなきっかけで入られたのですか?
「29歳頃に職場復帰できるようになり、それを機に兼ねてからやりたかったランジェリーデザインの世界に行くことにしました。ランジェリーは私が子どもの頃から大好きだった女性の曲線美と、その曲線を美しく演出する一番重要なアイテム!小さい頃からデザイナーである私の母は、働く女性の見本のような存在で、日々『女性も旦那さんや子どもの他にも自分の人生をもっていなければならない、誰かの為にではなく自分の為に生きる時間も大切』と言われてきたので、子供ができた時も仕事を辞めるということは全く考えませんでした。育児休業が終わって、復帰してからは、とにかく時間を無駄にしてはならいと、常にノートを持ち歩き、いつでも開けるような状態にして、保育園のお迎えでも、買い物でも、電車の中でも、時間さえあればいろいろとアイデアを書き込んだりデザイン画を描いたりしていました。『よくそこまでできるね』と言われることもあったけど、でも私にとってそれは別に特別なことではありませんでした。まあそれほど好きだったんですね」

──会社勤めの間にも「光るランジェリー」や「究極の見せブラ」などを発表され、テレビや新聞などのメディアでも話題となったようですが、『bodyc』は機能的にも非常に優れていたようですね。
「たくさん派手なものもデザインして来ましたが、近年真剣に女性のことを考え、デザイン性だけでなく機能的なものを作るようになりました。直接素肌に触れるものだから『内面から美しくなれる着る栄養素』をテーマに取り組んだところ、糸にゲルマニウムを織り込んだ新素材『チオクリーン糸』と出会いがあり、そして本物の高純度のゲルマニウム入り繊維を『チオクリーン糸』で作られたのがこの「bodyc」なんです。保温性があり女性に多い冷え性の方には、カラダに優しく、それでいて、ヒップアップ効果のあるカッティングや、耐久性にも優れた本格志向の製品に仕上がっているのでとても満足していただきヒット商品になりました。キャミソールは、IKKOさんのお気に入りアイテムになり、IKKOさんのホームページでも販売していますよ。ブラに関しても本来バストがもっている自然な丸み、膨らみを重視し、グラマラスさを強調しつつ、楽チンさを忘れていない優れものなので、着け心地も喜んでいただいています」

──念願のオリジナルブランドが誕生!『Emadoll』とは?
「子供の頃、洋服やさんごっこが好きで人形を集めてはその人形達に自分でデザインした洋服を作っていました。自分の手で人形達がどんどん美しく気飾り変わっていく…。魔法をかけていく様にワクワクしながら夢中で遊んでいました。私は幼心にデザイナーになっていっぱい洋服を作って女の人をきれいにしてあげたい・・・、そんな夢を抱いていました。その当時のごっこ遊びのお気に入りのお店の名前が「エマドール」=「Emadoll」。「Emadoll」は幼い少女の思いから始まってできた「女性を美しくする魔法をかけたい」そんな夢がいっぱい詰まった愛しいブランドです。ブランドデビュー作は、天然保湿成分コラーゲン・アミノ酸を一体化させた新しいテキスタイルで心地よいはき心地のコラーゲンショーツ。BOXもいろいろ使い回し出来るエコを考えた商品です。そして、最新作は、みせたくなるような着せかえブラストラップ! ブーム商品になればと願っています」

──最後にこれからの目標をお聞かせください。
「何歳になっても女性は美しくなりたいということに対して諦めてもらいたくないのです。私は仕事柄ランジェリーを通してという事になりますが、今後も女性達が内面・外面共に美しくなれるよう、なりつづける気持ちを持てるよう、商品開発だけではなく、時には言葉をつかったりもして訴えかけていきたいと思います。本来下着は見えないもの…。だからこそ自分のメンタルな部分に影響を与えるともいえます。人の肌がまず1番最初に、それもまる1日着けている下着を気持ちよく着けることができれば、きっと気持ちよくなれると思います。そして永遠のテーマでもある『愛』。まずは自分を愛しく思い、さらに他人を包み込むような愛のある人になってほしい…。そんな女性達がいつまでも輝いていられるようなモノづくりにパワーを注いでいけたらと思います」

20090513-1242181973
20100315-1268641433Emadoll 商品のお取り寄せは
<お申込み方法は3通り>
【パソコン用】
http://www.kinu-s.com
~kinu 美のカリスマサイト~
【TEL】0985-29-2957
平日/午前10時~午後8時
【モバイル】
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