変わらぬ魅力で輝き続ける
美しく、澄んだ歌声で、ファンの心を魅了し続ける
デビューから27年を迎えた今も、その歌声も容姿も、変わらぬ魅力でファンを魅了し続ける稲垣潤一さん。昨年リリースしたアルバム『男と女 -TWO HEARTS TWO VOICES-』の大ヒットが、まだ記憶に新しい中、10月28日には『男と女2-TWO HEARTS TWO VOICES-』を発売。さらに出演映画も公開中とあらゆる場面でさらなる活躍を広げる稲垣さんが、今年2回目となる県内での公演を間近に控え、音楽への思い、公演に対する意気込みなどを聞かせてくれた。
──スペシャルゲストに太田裕美さんを迎えるなどの楽しみもある今回の「アコースティックライブ2009」宮崎(西都)公演。見どころ、思い、意気込みは?
「昨年末にリリースしたデュエットアルバム『男と女』で太田裕美さんに『木綿のハンカチーフ』をデュエットしていただいたんです。今回のライブではその曲を太田さんとデュエットしたり、太田さんのオリジナル曲を歌って頂いたりと、楽しみは満載です。『男と女』をリリースしてから、ライブでデュエットソングを歌う機会も多くなって、僕自身、ライブでデュエットすることがとても楽しいんですよね。だから、リスナーの方にもぜひデュエットを歌って頂きたいと『男と女2』では、カラオケ付きの2枚組もリリースしたんです。そんなデュエットの魅力も伝わるライブになると思います」
──2月の日南でのライブに続き、西都でのライブと、年に2回、稲垣さんが宮崎に来て下さることをとても嬉しく思います。そんな「宮崎」に対する稲垣さんの思い、宮崎でのエピソードなどは?
「宮崎はいろいろ思い出やエピソードがいっぱいある街で、僕も毎回毎回行くのを楽しみにしていますね。宮崎には友達もいますし、そんな意味も含めて楽しみなんですが、やっぱり、何よりファンの皆さんと会場でお会いできるのが、僕にとっては一番の喜びですよね。当日、集まっていただいた皆さんには、ライブ終了後に「あ~来て良かったなぁ」と思っていただけるようなライブにしたいと思っています。皆さんにも馴染みのある曲がたくさん詰まったライブにしますので、皆さん是非楽しんでほしいです」
──ライブやツアーで各地を訪れる中での楽しみや、気を付けていらっしゃることなどはありますか?
「ライブツアーになると、移動も長い場合があったり、宿泊もホテルになりますから、風邪などひかないように体調管理には気を付けていますね。喉を守るために加湿器を入れたりも心掛けています。また、今インフルエンザの心配も特にあったりするので、移動中のマスク等もするようにしていますよ。体調を崩して、公演ができない、なんてことになれば、ファンの方にも関係者の方にも悪いですからね。あと、楽しみと言えば、各地、食事は楽しみですよ。宮崎だったらやっぱり「地鶏食べたいな」とか「焼酎飲んで地鶏食べて冷汁いただきたいな」とかね。ライブを終えてのスタッフメンバーなんかとの交流も含め、楽しみのひとつですね」
──デビューから27年。その声も姿も、変わらぬ魅力を保ち続けている稲垣さん。その秘訣とは?
「よく「声も変わりませんね」とは言われるんですが、やっぱりデビューの頃の作品と今の作品を比べると、全く変わってないことはないんですよね。ただ、皆さんリスナーやオーディエンスの方はあまり変わった印象を持っていないということなので、それは嬉しいことではありますね。今後もそう言われ続けるために、僕も声をキープする努力を怠らないようにしていきたいなと思っています」
──稲垣さんにとって「ライブ」とは?ライブの楽しさ、喜び、醍醐味は?
「ライブというものは、皆さんと作り上げるものだと思うんです。オーディエンスの皆さんと一緒に作り上げるものだから、同じ会場で一年前と同じ日にやっても、そのライブの中身は変わってくるもの。同じものは二つとないんです。ライブのひとつひとつが、本当にその会場に、その日、集まっていただいた皆さんと作り上げた、かけがえのないものですよね。そんな意味でも、いつも宮崎では本当に気持ち良く僕もパフォーマンスできるし、西都でのライブでも、気持ちよく歌い上げることができると思っています」
──『男と女-TWO HEARTS TWO VOICES-』の大ヒットに続き、10月28日に発売となる『男と女2-TWO HEARTS TWO VOICES-』。こちらのアルバムの魅力、聞きどころを教えて下さい。
「基本的にコンセプトは1枚目と同じになります。皆さんが本当によくご存じのヒットソング、それも女性が歌った名曲のカヴァーになります。ただ、カヴァーといっても、デュエット仕様にリメイクする訳です。女性キー、男性キーと違いますので、そういう意味ではアレンジャーも大変な作業ではあります。ただ、逆に言うと、アレンジャーの腕の見せ所でもあるわけで、元の曲との聴き比べ、どうのようにデュエットになって変わったとかいう楽しみ方もありますよね。また、僕とその11組なら、11人のアーティスト、ヴォーカリストの皆さんとのデュエットが存在し、いろいろ絡み合ってる部分もあるので、その辺を聴いてもらえると嬉しいですね」
──すごい画期的ですよね。今までになかった形だと思いますが…。
「そうなんですよね。あまりやられている方がいないんでJ-POP史上、アルバムとしては初めてという風に言われています」
──今回のアルバム収録時のエピソードや、大変だったこと、楽しかったこと、印象に残ったことなどはありますか?
「小林明子さんと『けんかをやめて』を歌ったんです。小林明子さんは今、ロンドン在住なんですが、足の怪我をされて…。ちょっと来日を延期して来て頂いたのですが、杖をついてスタジオに現れた時にはちょっと痛々しかったですね。もちろん、歌は全然問題なかったんですけどね。それから『雨』を森高千里さんに歌っていただいたのですが、収録日当日、森高さんが『雨』を歌っている時に、それまで晴れていたのに雨が降リ出してきて…。それも思い出になりましたね」
──また、『クリスマスキャロルの頃には』を、冬の帝王 稲垣潤一さんと、冬の女王 広瀬香美さんのデュエットで聴けるというのは、とても贅沢ですよね。
「広瀬香美さんにはやっぱり『クリスマスキャロルの頃には』を是非歌っていただきたいと思っていて。今回はその希望が叶って、本当に大満足です。非常に気さくな人で、いい感じでレコーディングできましたし、PVも撮影したのですが、その時もいい感じで進めることができました」
──映画『僕らのワンダフルデイズ』にもご出演。映画では、ドラムを格好良く披露するする姿も見られるそうですが、この映画の見どころ、映画撮影でのエピソード等を教えて下さい。
「11月7日から公開の『僕らのワンダフルデイズ』の助っ人ドラマー役で出演しました。僕以外のメンバーは高校の同級生というシーラカンスというバンドに、僕が駆り出されて助っ人ドラマーからメンバーになるという役どころです。「高校時代のバンドをまた再結成しようよ」と再結成、コンテスト出るのですが、そこに一人ひとりのメンバーの今の人生模様などが絡み合うという内容の映画です。いろいろエピソードはありますが、やっぱりそのシーラカンスのメンバー竹中直人さん、宅間伸さん、斉藤暁さん、段田安則さんという素晴らしい役者さんたちと、一緒に共演出来たことが、僕にとっては素晴らしいことで、最高でしたね。皆さんとお知り合いになれたのが、今後の僕にとって大きな財産になったと思っています」
──プライベートでハマっているもの、マイブームなどは?
「ツイッターといって、とても手軽に更新できる小さなブログのようなサービスがあるんですが、これにはまっていますね。ツイッターは、今アメリカですごい人気で、日本でもユーザーがどんどん増えているみたいです。それを僕も始めまして。それを見てもらったりすれば、いろいろおもしろいかと思います」
──稲垣さんの近況が見れたりとか?
「そうですね。近況等も書き込んでいく感じです」
──本誌は、毎日を頑張る女性に活力充電を!というコンセプトで制作していますが、頑張っている女性たちに、稲垣さんから一言お願いします。
「本当に女性というのは非常にパワーを持っているし、昔では考えられないほど、女性の進出も増えてますよね。今後は益々そんな女性のパワーが必要とされるだろうし、あらゆる場面で頑張っていただきたいなと思います。そうやってどんどんいい意味で女性の進出は増えていくだろうし、そうなった方がいいと僕は思っています」
──では、続いて、宮崎のファンへメッセージをお願いします。
「僕も宮崎に特別な思いを持っていますので、今から公演を楽しみにしています。いつも本当に会場の雰囲気も良く、心地良い中で歌えることを幸せに感じています。来ていただける皆さんに、満足できるようなライブやりますので、期待して待っていて下さい」
そんな稲垣さんのライブ開催まであと少し。美しい歌声が聴ける日を、心待ちにしたい。
New Album 「男と女2」
出会う二つの声、新しいデュエットのかたち 第二章
日本初の全曲新録音のデュエット・アルバムとして、稲垣潤一と11組の歌姫(ディーヴァ)とが、がっぷり組み、J-POPの名曲の数々をデュエット仕様にリニューアル・カヴァーした前作「男と女」(08年11月19日発売)は、オトナ向けの音楽としては異例の10万枚を超える大ヒットとなった。第2弾となる今作も、ニッポンの新たなデュエット・スタンダード化した名作ぞろいだ。
収録曲目 ・ Duetアーティスト ※全11曲 新録音
01.雨 : 森高千里
02.悲しみは雪のように : 中村あゆみ
03.世界中の誰よりきっと : 寺田恵子
04.真夏の夜の夢 : 岡本真夜
05.夢の途中 : 沢田知可子
06.けんかをやめて : 小林明子
07.YES-NO : 藤田恵美
08.フレンズ : 遊佐未森
09.PRIDE : 大橋純子
10.恋に落ちて-Fall in love- : 尾崎亜美
11.クリスマスキャロルの頃には : 広瀬香美
■男と女2(通常盤)
UICZ-4214(1枚組) 価格:¥3,000(税込み)
■男と女2 Special Edition(カラオケ付き2枚組)
UICZ-4215/6(2枚組) 価格:¥3,500(税込み)
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