映画「眩しくて見えなかったから長い瞬きを繰り返した」。みどころや今作に込めた思いを教えて下さい。
都会とある島が設定となっているお話です。沖縄をある島と設定していて、その沖縄には大切なものを無くした人が来る島、東京は欲望の多すぎる街として描かれています。都会の喧騒の中で悩んだり傷ついたりした人が新たな希望や夢を求めて人生を探しに島へやってきます。たくさんの人間模様や、人と人の繋がりを強く描いた作品になっています。きっと見終わった後はほっこり出来ると思います。
今回の役どころは病弱で口が悪いという反面、とても繊細なイメージですが役作りをする際に大変だった事や思い出に残るエピソードがあれば教えて下さい。
今回の役は割と早く入り込めました。汐里は自分に近い部分があって、私自身の中で縛られているものをはずした時あんなふうになるんだろうなと思います。自分のゼロの部分に近い原点のような役でした。でも繊細だからこそ、強がって不器用。共感できるところもたくさんありました。今回、沖縄では1週間通してのロケだったのですが、共演者の方々とも家族のように寝食を共にし、仲良くさせて頂いたので楽しい時間でした。
今作も含め、女優として幅広く活躍され、多くの注目を集めている城戸さん。女優になろうと決めたきっかけを教えて下さい。
元々は「nicola」という雑誌のモデルをしていたんですが、その頃に何となく有名になりたいなと思ってました。その後、舞台をやらせて頂き、ドイツ映画に出演させて頂きました。その映画で自殺願望者の役をやらせてもらったことがきっかけになり、女優業にのめりこんでいき本格的に女優として活動したいと思いました。女優として様々な人生を生きてみたいと思うようになりました。
また、女優として活躍されている中で、影響を受けた存在や過去に演じた中で印象が強い役を教えて下さい。
影響を受けた女優さんは満島ひかりさんです。役柄と真摯に向き合っている姿にかっこいいなぁと思いますね。私は周りを気にする性格なので自分のやりたい事をしっかりやれる満島さんに憧れています。私も芯の強い女優になりたいです!
印象に残っている役は「戯伝写楽―その男、十郎兵衛―」という舞台でやらせて頂いたおせいという天才絵師の役です。稽古場は厳しく、すごく大変で、辛い時もありましたが、様々なことを教えて頂き、全て自分が成長できる時間でした。
この作品でも出演者のみなさんとは家族のように仲良く過ごさせて頂きました。
久しぶりに宮崎に帰って来られたとは思いますが、今回の帰省で宮崎では何を楽しみましたか?また、帰って来られた際に楽しみにしている事は何ですか?
買い物は東京でもできるので、宮崎ではゆっくり過ごしています。
普段、一人ではなかなかできないので家族で鍋をしています。一度外食に行った以外は毎日鍋を食べています!(笑)
2013年の目標を教えて下さい。
映画の仕事がたくさんできればと思っています。でもしゃべるのは苦手なので舞台挨拶は緊張するのですが、私の気持ちがみなさんに伝わればと思っています。2013年は女優としても、ターニングポイントとなるようもっと成長していけたらと思っています。
本誌チャージは活力充電法という意味が含まれています。城戸さんのチャージ方法を教えて下さい。
歩くのがすごく好きで、時間がある時に川沿いにお弁当を持って出かけて、シートを敷いて1人でお弁当食べるのが最近のチャージ法です。料理をするのも気分転換になっていて、最近の得意料理はきんぴらごぼうです。冷蔵庫の中にあるものだけでちゃちゃっと料理をするのも好きです。
最後にチャージを読まれている読者の方にメッセージをお願いします。
今回の映画、「眩しくて見えなかったから長い瞬きを繰り返した」は、みんなで一つになって作った作品なので熱い思いが感じ取れると思います。たくさんの方に見て頂けると嬉しいです。
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