ザ・ハモーレ ・エ・カンターレ/秋のライブは宮崎にも来てほしい!ハモカンの初アルバム「ザッツ・ハモカナイズ!」の楽しみ方を、光田健一が熱く語ってくれた。

  • 2018/4/9
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ザ・ハモーレ ・エ・カンターレ
コーラスの魔術師たちの魅力を
存分に詰め込んだ初アルバム

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マルチ音楽家・光田健一が率いる、アカペラユニット「ザ・ハモーレ ・エ・カンターレ」。2014年に結成されたハモカンは、4人のメンバーがコーラスの超絶技巧を駆使し、声と心を合わせて奏でる圧倒的なハーモニーが魅力。ライブで全国ツアーを重ねており、昨年末にファン待望のアルバムをリリース。ジャンルを問わない古今東西の楽曲に、メンバーのオリジナルを含む全12曲を収録した「ザッツ・ハモカナイズ!」の楽しみ方を、光田健一が熱く語ってくれた。

Q. ずばり、ハモカンとは?

とにかく、歌が大好きな4人が集まってます!「歌」って、日常生活の中で全く関わらない人もいれば、鼻歌を歌ったり、生活のどこに「歌」が存在してる人もいる。そんな「歌」というものが、生活を豊かにする喜びや楽しみを運んでくれるってことを思い出してもらえるような、そんな音楽を届けたいといつも思っています。

ライブって、その日をわざわざ空けて、時間もお金も使ってその日を迎えたり、忙しい人にはさもすれば億劫にもなりがちなもの。でも、それを越えて一度でもライブに来てもらえたら、「こんな楽しい瞬間があるんだ」と。みんなで忘れかけていた喜びを思い出してもらえるような時間にしたいと思ってます。

音楽を好きな人はもっと深いところに誘うこともできると思うし、歌とか苦手な人も一緒に歌ってみない?という感覚で一緒に楽しめたら良いなと思ってます。

Q. とても素晴らしいハーモニーで魅せてくれる4人ですが、この4人の声は、そう感じて集めたもの?

実は、声の質について言うなら、4人の声がやっと似て来たところです。それぞれの声の個性が強過ぎるので、最初はなかなか混ざらなかったんです。でも、それはきっとどんな人が集まってもそういうもの。4人がそれぞれ全員に、ある種の敬意を持ってやっていて…。加藤君のここがすごい、長谷川さんのここがすごい、荒井君の持ってる才能が素晴らしい、とかね。それぞれにリスペクトがある中で集まった4人だから、仮に最初は声の質がギクシャクして混じらなかったとしても、これはやっていくうちに呼吸というのは合っていくもの。始めちゃえば何とかなる!という希望的観測は最初からありましたね。

Q. 今回、初のアルバムもリリースされましたが、アルバムの魅力は?

もちろん、アルバムは高いクオリティでできている自負はあるけれど、それを毎回のライブで再現するというのが、大きな課題ですね。
ライブのように、ナチュラルにアルバムを作りたいというミュージシャンもいるし、逆に録音って直しがきくから、いくらでも理想に近づけることはできる。そこをとことん突き詰める人もいる。そんな中、僕らは何をしたかというと、その両方を残したかった。

そこで、僕らが今回レコーディングに課したのは、4パート、クラシックでいうところのソプラノ、アルト、テノール、バスっていう、同時に4声以外のものを入れることはしないようにしようということ。だから、同じ人が違うパートを重ねるということは、今回、していない。再現は可能だというところは守ったという感じ。このアルバムは、ライブで同じことができる、という形だけは守ろうね!と作りました。
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Q. ライブで再現できるって、何かすごい!ライブが楽しみになりますね。

でも、それが思うようにいかないのが「歌」なんですよね(笑) その日のコンディションだったり、4人いて、4人が全員100%のコンディションっていうのは、なかなかないので…。長いツアーをやっていると誰か必ず、声がかすれてる人がいたり、ちょっと風邪気味の人がいることだってあるしね。これが楽器だけだと隠せるけど、声ってどうしても体調がそのまま表れるし、あるいはその人の気分もそう。

悩んでたら、悩んでる声が出ちゃったりするもの。だから、それをお互いがカバーできるためには、4人の意思疎通は必要だし、リスペクトが4人の中に常にある。それが理想であり、目標であり、最低限、それだけは頑張ろうね、という部分だと思ってます。それができるチームでいつまでもいたいですね。

Q. ちょっと先になりますが、秋のツアーは?

もちろん、やります!!宮崎にも来たいんですけどね…。
アルバム収録の12曲を選ぶのも大変なくらい、歌いたい曲がたくさんある。ライブでしか歌ってないライブならではのハッピーな歌もあるし、これからもっと新しい曲にもチャレンジしていきたいし、今この時代だからこそ歌いたい、伝えたい歌もある。僕らが育ったそれぞれの大好きな曲もお届けしたいと思っています。ツアーはバンドの生きがいであるとも言えます。どうぞご期待ください!

Q. とにかくライブがすごい。声の響き、重なり、歌唱力に圧倒される、唯一無二のライブであるハモカンのライブですが、これから行ってみようかな?という人にメッセージを!!

僕ら4人も、メンバーの中に元気のない奴がいたら、「元気出せよ」という思いを、言葉を使わず、4人で一緒に出したその声で、彼の手を引いたり、背中をそっと押してやろう…という場面が何度かある。誰もそこには触れない。それでも暗黙のうちにみんなで彼のカバーをしよう、と気持ちを一つにする瞬間がある。これは4人にしかわからないことかもしれないけれど、僕らはそれが出来るって信じてる。

それが音楽の力だと思っている。だから、もし何かに悩んでる人がいたとしたら、ぜひ、顔を出してほしい。その人の人生を完全に支えることはできないとしても、何かのきっかけが歌にある。僕らが伝える言葉の中に、ヒントがあると思うんです。そんなきっかけを見いだしてもらえるチャンスになると思っています。

今回、リリースされた初のアルバム『ザッツ・ハモカナイズ』は、ジャズにロックにファンタジーに、オリジナルポップスが絶妙な配置で、聞き手のワクワク感をあおってくる。古い洋楽、若い頃に聞いた大好きな楽曲、でも長いこと聞いてなかったなあ、というレコード世代には、オリジナルのイメージを壊さず、それ以上に仕上がっている楽曲にドキドキ。ぜひ一度、聴いてほしいアルバムだ。


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■メンバー紹介
スターダストレビューの元キーボードとして知る人も多いピアノマン・光田健一、ギター弾き語りの長谷川友二、そしてアカペラグループのRAG FAIRから加藤慶之、荒井健一が参加。歌を愛するイタリア人気質「マンジャーレ・カンターレ・エ・アモーレ(食べて歌って恋して)」さながら、楽しくも艶っぽく、優しくも美しく、カラフルに声と心を重ね合う。

Relese Information
『ザッツ・ハモカナイズ』

GHCD-3029 ¥3,000+税

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