アルバム 〝streamline〟 を引っ提げ YONEKURA 2015ツアー 始動!!
toshinoriyonekura.com presents toshinori YONEKURA concert tour 2015
-gotta crush on….. volume.sixteen-
streamline
Q. アルバム“streamline”について教えてください!
アルバムタイトル「streamline」は直訳すると「流線型」や「合理化」という意味になります。それを今回は僕なりに「断捨離」と翻訳しています。一般的に言われる「断捨離」は物理的なものを“捨てる”“切り捨てる”などの意味が強いですが、このアルバムで表現したかったのは物理的な「断捨離」ではなく、精神的な「断捨離」=「整理」なのです。デビューから数え切れない程の人達との出逢いがあり、別れがあり。言葉を変えると沢山の荷物を背負って生きてきました。一度、このタイミングで「整理」してみようと思ったのです。全体的に言えることですが、とてもシンプルに“好きな気持ち”をわかりやすい言葉で表現しています。奇を衒った詩的な言葉ではなく、日常的な言葉。恋する気持ちってそういうことだと思うんです。どんなに格好つけても、綺麗な言葉を並べても想いは伝わらない。
Q. リード曲の「好き」は、“好き”というシンプルな想いが溢れ出てくるような曲になっていますね。
作詞家の米倉利徳が歌手の米倉利紀に挑戦した一曲です。「好き」という誰もが知っている、誰もが使ったことのある言葉をいかに“らしく”愛を込めて声にすることができるか。レコーディングも歌入れをした日の自分の気持ちをとても大切に歌いました。歌詞にもあるように、何度も何度も「好き」を歌ってみました。音がズレないようにとか、綺麗な声でとかということではなく、どんな気持ちをどんな声にできるかという自分自身へのチャレンジ。CDになった「歌」が今の自分の気持ちに一番近い「好き」として、最高の形で残せたと思います。
Q. 1曲1曲の歌詞への言葉選びにも魅かれました。
歌詞書きはデビュー以来、最長の時間を掛けました。何度も書き直した曲もあります。それくらい心の中にある想いを“ありのまま”“そのまま”言葉にしたかったのです。歌詞書きは知らず知らずのうちに言葉を選び過ぎて気取ってしまいがち。例えば、真夜中に書いたラブレターを朝読み返してみると“鳥肌”ですよね?でも、実はそれが何より正直な気持ち、気取らない気持ちだったりする。今回はその“鳥肌”のまま作品にしました。
Q. この季節にぴったりの曲ばかりに感じられました。
はい、僕は基本的に自分の心が感じたことしか歌詞にしていません。それは自分自身の実体験であることもありますし、友達から恋愛話を聞いて僕の心が震えたことを歌詞にしたり。いずれにしても自分の心をなんらかの形で通過した想いを言葉にしています。誰かを愛すること、誰かに愛されること、幸せの積み重ねです。今回の“HAPPY”アルバムを聴いて、皆さんが“恋したくなった”ら僕は幸せです。
Q. アルバムのタイトルをなぞるような線画のジャケット写真にも目を奪われました。
Shinozaki Hiloshiさんのイラストです。彼が描く世界に心を奪われ、是非コラボしたいと熱望、実現しました。昨年1月にとあるイベントでご一緒し、その時に連絡先を交換して意気投合。初めてのメールのやり取りの日、お互いにびっくりする程深い価値観話を長時間していました。そしてアルバムジャケットのオファー、打ち合わせをしたのですが、今度は逆に30分弱の短い打ち合わせ。“人生”や“恋愛”価値観をザッと話して終わり。それ以上の時間は必要なく、お互いに交わした音葉は「なるほど!!そうですよね!!」で十分だったのです。僕から彼にお願いしたのは「篠崎さんが想像する僕の思考を描いてください」。結果、それが篠崎さんの思考でもあるわけです。人は人の心や思考を想像することはできても、本当の意味を知ったり、全く同じ気持ちになることは不可能。だからこそ、人と人がこの地球上で共存することが面白いのです。
それが“コラボ”だと思っています。
Q. コンサートツアーもスタートしますね!
今作の内容は勿論ですが、丁度20枚目という大きな節目のアルバムでもあり、僕が人生の半分生きてきた年齢になったことで、これまでの米倉利紀を振り返ってみようと思ったのです。そうした時、どんな楽曲がシンガー米倉利紀を形成してきたのだろうっとワクワクしながら過去の楽曲達を振り返りました。結果、ベスト盤的なセットリストになっています。最初から最後までしっかりストーリーを伝えながら、一緒に音楽を楽しめる盛りだくさんな内容になっています。ダンサーも一緒に全国を廻るので、華やかなステージになりますね。
Q. 4/8には宮崎ですね!
毎回言うことですが、デビュー当時からずっと変わらないあたたかい心で僕を迎えてくれます。宮崎の人たちは… っという固定観念はないですが、それでも僕を迎えてくれる時の“ファミリー感”は何度体感してもワクワクして優しくなれます。嬉しいです。
Q. 宮崎はお酒の強い女性も多いですが、米倉さんのお酒の飲み方は?
お酒は飲みません。お酒を飲む場所は好きですが、お酒が好きではなくなりました。でも、楽しいお酒は良いですね。笑顔いっぱい、笑い声が絶えないお酒を飲む場なら何時間でも付き合えます。
Q. エネルギーのCharge方法は?
愛犬との休日です。2頭のボストンテリアと生活をしています。彼等が僕に与えてくれるエネルギーは、何にも変えられない“宝”です。ただ、旅が多い仕事をしているので、なかなか一緒に過ごせない時期もあります。その分、一緒に居てあげられる時は思う存分走り回れる場所に連れ出して、帰宅してご飯を食べたら朝まで起きないくらい自由にさせてあげています。一日中、お散歩以外は家で一緒にのんびりしているのも最高です。仔犬の頃に厳しく、優しく躾けたので、どこにでも連れて行けるんですよ。僕が大好きなカフェで一緒にのんびりすることもよくあります。
Q. 最後にメッセージを!
こうやって毎年宮崎に歌いに行けることを本当に嬉しく思っています。
ライブではニューアルバム“streamline”は勿論ですが、過去の楽曲も沢山歌います。会場では半袖にならなきゃいけないようなセットリストで会いに行きます!!お友達、ご家族、ご近所さん、米倉ご無沙汰さん達をお誘い合わせの上、是非会いに来てください!!乞うご期待!!
Release information
toshinori YONEKURA 20th Album
streamline
通常盤 [CD] TKCA-74179 ¥3,000+税