豪華アーティスト集結!!
熱いライブを繰り広げたFREEDOM aozora 2012 九州!!
9月8日に開催された「FREEDOM aozora 2012 九州」。今年は昨年に比べさらにパワーアップした内容の充実のステージだった。今年はみやざき臨海公園に場所を移し、広いステージ横には2台の巨大スクリーンが設置されどの角度からでも楽しめるステージになっていた。FREEDOM DINERやFREEDOM CAFそんな約1万6000人の観客の前に最初に登場したのは当日のMCを務めたThe BK Sound。開演一時間前にも関わらずジャパニーズレゲエから本場ジャマイカのレゲエまでかけていき、会場のテンションを上げていく。「青空の中で遊びたい奴どれだけいるんだよ!今日は自分にとってのスペシャルな一日だろ!」と会場に問いかけるとそれに答えるように観客はタオルを振り回したり、歓声を上げたりと一体感が生まれていた。
今回、オープニングアクトとして登場した宮崎出身のシンガーGILLEは世界中を虜にした楽曲、「フライングゲット」でステージに登場。力強い歌声でステージをこなしていきMCでは「みんなー!ただいまー!GILLEでーす!」と宮崎弁で話し、会場が和む場面もあった。次に登場したのはこちらも同じく宮崎出身のN.O.B.U!!!だ。モンゴル800の「小さな恋の歌」や「太陽に向かって咲く花」などを歌いメッセージ性の高い楽曲が披露され、これから続々と登場するアーティストに向けて観客の準備は万全だった。
ステージ横のスクリーンにオープニングVTRが流れ、当日の全出演者がアナウンス後、The BK Soundがあおるコール&レスポンス「Say!Freedom!!」に続いて登場したのはソナーポケット。登場するや大きな歓声に包まれる会場、ソナーポケットの人気がうかがえた。ヒット曲「月火水木金土日。~君に贈る歌~」や「365日のラブストーリー。」など会場を盛り上げていきソナポケカラーに染め上げていった。
次に登場したのは遊助。ダンサーを引き連れてステージを縦横無尽に動き休むことなく会場を盛り上げると、「ミツバチ」、「ひまわり」、「Baby Baby」などをパフォーマンスした。持ち前の明るさやクールな一面も垣間見え、さらに聞かせるステージで観客を魅了していった。
会場を熱気に包んだのはHAN-KUN。四つ打ち系のリズムに合わせて登場し、彼が得意とする高速ラバダブやレゲエ好きを熱狂させるMC、楽曲で会場を圧倒。「今日、天気予報、雨だったけどビックリするくらい音の雨しか降ってないですけど!言っとくけどフリーダム!こんなもんじゃねぇからな!」とあおり、会場は大きく沸いた。BESは「Come inna de DANCEHALL」をパフォーマンスし、のっけから会場をアゲていく。「ちょっと宮崎の力を見せてくれないかな?飛べ飛べ!熱いな!お前ら!」と話すとSHOCK EYE(湘南乃風)との楽曲「Good Loving」も披露された。
昨年も登場したKENTY GROSS。あの独特のダミ声で「危ナイ~ス!!」には観客もコール&レスポンスで盛り上がる。「バシバシヤバシやでしかし!」と観客をあおりサプライズにMINMIがステージに上がると「平成の乙女」で会場は沸いていた。その後も、さすがのステージパフォーマンスを繰り広げた。ヒートアップした会場に次に出演したのは加藤ミリヤだ。「今日は私のデビュー8周年です!すごく楽しみにしていました!みんなも知ってる曲をたくさん歌うので楽しんでいって下さい!」と観客はイントロがかかる度に大きな歓声をあげていた。「このままずっと朝まで」や「19 Memories」のヒット曲、さらに若旦那との共作「LALALA」を歌いあげCMでもおなじみの「HEART BEAT」と、観客と共に一つの空間をつくり上げていった。
気がつくと会場には旗を持って歩く人や自分の目当てのアーティストのTシャツを着た人、お酒を片手に家族や友人と踊っている人などその空間を埋め尽くす人でいっぱいになっていた。太陽も落ちだした中、登場したのが「RIZE」だ。ドラムやベースの音が会場中に鳴り響き演奏された「ZERO」。VocalのJESSEがお客を巻き込み、「heiwa」や「日本刀」を演奏。「カミナリ」には観客席から一人をステージに上げ歌わせたりと圧巻のパフォーマンスだった。ステージの最後には「ロックバンドでした」と言い放ちステージを後にした。そして、この瞬間に音楽の垣根は無くなった印象を受けた。空も暗くなり登場したのはRED SPIDER。現場感丸出しのパフォーマンスはこの場所に来た人しか味わう事の出来ない最高の時間をつくり上げ、今か今かと待ちわびたレゲエ好きを熱狂させた。
残す所、2組となった今回の「FREEDOM aozora 2012 九州」。湘南乃風の登場には歩いていた人も足を止め思わず見入っていた。「睡蓮花」、「黄金魂」で会場との一体感を作り、休むことなく「炎天夏」や「曖歌」などを披露し、若旦那は「おれらは繋がっている!繋がっていくぞ!」と力強い言葉を確実に伝え、会場中が大合唱したりと、さすがの一言に尽きるショーだった。HAN-KUNの「楽しすぎてごめんねー!来年も再来年も来ちゃうよ!ってやつどれくらいいるんだよ?生きてる証を見せてくれよ!」と言った言葉も印象的だった。
そして、トリを飾ったのはもちろんMINMI。一曲目の「Lotta Love」で会場は大合唱すると「サマータイム!!」へと繋がりテンションは最高潮に。ダンサーと共にステージを駆け回り、力強いパフォーマンスを見せてくれた。「想い出がいっぱい」や「シャナナ☆」なども披露され休む間もなく会場は大盛り上がりだった。さらに、まだまだ続くMINMIのステージは「向日葵」のイントロがかかると「自分自身が小さいことでイライラしたり嫉妬したり、そんないらないバッドマインドはバイバイして明日の大切な自分に会いに行こうよ!」とそんな言葉が印象的だったMINMIのライブは「ハイビスカス」で締めくくられ花火と共に幕をおろした。
感動冷めやらずアンコールをする観客の前に登場したのは今日の出演者が全員ステージに上がりTHE BLUE HEARTSの「青空」を熱唱。「FREEDOM aozora 2012 九州」は大盛況の中、終演を迎えた。会場に訪れたお客さんは一日中ジャンルレスな音楽に包まれ、最高の時間を過ごしたに違いない。帰り際に電飾で彩られていた「See you next year!!」には早くも来年に期待が高まるばかりだ。