最上のおもてなしをお届けする
日本一の空港を目指して
Monthly Guest vol.33
水戸 直子さん
宮崎空港ビル株式会社
営業部 営業企画課
キャンプシーズンの必須アイテム「宮崎キャンプガイドマップ」。キャンプ球団や練習時間などが書いてあり、毎年17万部が発行されている。このガイドマップの生みの親が水戸直子さんだ。 1993年、「キャンプを見に来る人たちに情報を分かりやすく伝えたい」、そんな強い思いと、現社長の後押しを受け、B4の紙にキャンプをする球団の写真を切り貼りし、日程などを書き込んだものを手作りして200部を発行した。これが好評となり、年々部数は増え、04年には県とタイアップ。17万部まで部数を延ばし、今では県が担ってくれるようになった。スポーツランド宮崎を支えてきた一人なのだ。 現在は、売店やレストランの店長教育を担っている。宮崎空港ビルは 08年から 14ある店舗の店長を女性にする女性店長制度を設置した。県内のおいしいスイーツなどをいち早く取り入れるなどレジャースポットとしても注目を集めている。店長のもとには約200人の職員、パート・アルバイトがいる。その上に立ち、おもてなしの心を全員がお客様に届けられるよう伝授しているのだ。一方で、POPの作り方、商品の陳列の仕方などもアドバイスする。そんな中、昨年はある商業界デザインの月刊誌の「商業界POP大賞」に入賞を果たした。宮崎空港ビルは今年、創立50周年を迎える。水戸さんは「これまでの仕事からさらに一歩踏みだし、新たなことに果敢にチャレンジしていきたい」と気を引き締めている。 キリッとしながらもユーモアがあり「人を笑顔にすることが好き」という水戸さん。仕事が終わった後は、焼酎にレモンをギュッとしぼって飲むのを楽しみにしている。「お酒は人との関係を潤滑にしてくれますよね。お酒を飲むと本音トークもできるのでコミュニケーションに活用しています」と話す。 空港ビルの「日本一の空港になる」という目標の実現へ向け、面倒見のいい人柄と持ち前のコミュニケーション力で奔走している。
Profile
宮崎市出身。宮崎女子専門学校デザイン科(現・宮崎国際大学)を卒業後、宮崎空港ビルにPOP広告専門として入社。空港ビルのチラシデザイン、POP制作やディスプレイなどを手掛ける。その後、企画宣伝課へ異動。イベントの企画、運営を担当。1994年プロ野球・Jリーグの宮崎キャンプガイドマップを発案、200部を手作りする。年々発行部数を増やし04年に宮崎県とタイアップを成し遂げるなど、キャンプシーズンの必需品に育て上げた。現在は営業企画課でPOP広告の制作、売店・レストラン店長の教育を担当している。