【KIRISIMA】Shochu Club Vol.105 増田 美恵子さん
- 2018/3/10
- 今月のゲスト
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想いや願いを絵で表現
南九州唯一の
ヘナアートアーティスト
Monthly Guest vol.105
増田 美恵子
ヘナアートスタジオ・Mesun(ミーサン)代表
ハムヘミン ヘナアートスクール宮崎校、佐賀校 講師
Profile
都城市出身。病気を機にヘナアートを知り学び始める。福岡県の専門学校へ都城市から通いながら資格を取得。卒業後の2011年5月都城市チャレンジショップ『ヘナアートショップ チャパティーエールティーアーム宮崎』をオープン。
その後、スクールも開校。作品制作とアーティスト育成に尽力する日々。2015年宮崎県経営革新企業に承認される。ヘナアートスクール認定校「ハムヘミン」の講師として佐賀県でも活躍。
「明日の命は分からない。今のままでいいの?まだ知らない世界があるのではないだろうか?」。30代前半でがんを発症したときに、自分に問い続けた。「自分がやりたいことはなんだろう」と調べているときに、「これだ!」と感じたのがヘナアートだった。
増田美恵子さんは、現在、南九州唯一のヘナアートアーティストとして活躍している。ヘナアートとは、天然染料の「ヘナ」をペーストにし、「幸せになれますように」「仕事がうまくいきますように」などの思いを込めて描くインド発祥のボディアート。インドでは結婚式前夜に花嫁の手足にお守りとして描き、嫁いできたといわれている。
増田さんががんを発症したのは、子育て中のママとしての日常を送っている最中だった。第一子を乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くし、第二子は無事に出産したものの、その後、自身もがんを発症。命のはかなさ、明日の命の保証がないことを切実に感じた。「生きていることのすばらしさを伝えたい。そして、描く人も描かれた人も笑顔になれるヘナアートでひとりでも多くの人を元気にしたい。これが自分の仕事だ。自分にはまだやるべきことがある」と思えてきた。
そこから増田さんのチャレンジが始まった。昼間は農家の仕事をし、家事をした後に福岡へ移動。福岡の専門学校の先生へ懇願し、深夜0時から3時までレッスンを受け、早朝に帰宅。そんな生活を約1年半続け、資格を取得した。
卒業後は都城市のチャレンジショップに出店。まだ宮崎では知られていないヘナアートを広めるために祭りやイベントに出店したり、飲食店の一角でデモンストレーションをしたり、地道に周知を図ってきた。
ボディに描くだけでなく、スマートフォンケースやワイングラスなどにも描く。2015年には胡蝶蘭に描いた「胡蝶蘭ヘナアート」が、全国で生産された花や植物、洋ランのなかから選りすぐりの花に与えられるベストプランツ賞の金賞を受賞した。
幸せなどの思いを込めたアートは贈り物や記念日祝いに喜ばれ、次第に広まってきた。「最初にお祭りで描かせてくれたお客様からいただいた500円は、今でも大切に持っているんです。私の最初のお客様。辛いことがあるとその500円を握りしめて頑張ろうと思うんです」。
始めたころは、「簡単なキャラクターの絵すら満足に描けなかった」という。今では、出会った瞬間にその人のイメージや、言葉から湧き起こるイメージを点や線、円など約200種類を組み合わせて絵にしていく。「絵は自分が一番上手い」と自負できるほどの努力を重ねてきた。
作品制作から、認定スクールでの講師、出張レッスン、イベント出店と多岐に渡り活動する日々。「オフの日はいらない」というほど、ヘナアートが大好き。そんな日々でも仕事を頑張った後に飲む焼酎は格別だという。「黒霧島をお湯割りで飲むのが好きですね。気持ちがほぐれて、ゆっくり眠れる気がするんです」。
自分の生きる道であり、人の想いや願いを届けたいと邁進してきたヘナアートの道。これからは、女性が自立していける仕事として確立できるように広め、アーティストを育てていきたいと考えている。
串焼き・3種類のもも炭火焼から
洋食まで楽しめる
創作ダイニング
たくさんお肉を食べたい人も、パスタやアヒージョなどを少しずつ食べたい人も、一緒に食事を楽しむことができるのが、宮崎市繁華街にある「串・ダイニング 陽菜」。串焼きから、もも炭火焼、洋風メニュー、ご飯料理、一品メニューが揃っている。
看板メニューは串焼き。豚バラやねぎまなどの定番からピーマンの豚バラ巻きやチーズベーコン巻きなどがある。人気は「串焼きAセット」。店長の川原ミチルさんがその日のおススメを10本セットにしてくれる。
また、地頭鶏、赤鶏、種鶏の3種類のもも炭火焼が揃っているのも魅力。ほか、生地から手作りするクリスピー生地のピザも人気。「キノコのピザ」はどんなキノコがトッピングされるのか、その日の店長の気分次第。
何がトッピングされてくるか楽しみな一枚だ。料理の多くは素材のうま味を塩で引き出し味を決めている。シンプルだからこそのおいしさが楽しめる。今月のゲストの増田美恵子さんは「どれも焼酎が進むお料理ばかりで好きです」とオススメ。
店内はカウンターのほかテーブル席と座敷があり、家族で、カップルで、飲み会でとさまざまなシチュエーションで活用できるダイニングだ。
▲「串焼きAセット」1210円(税込)、「宮崎種鶏もも焼き・大」1800円(税込)、「キノコのピザ」1000円(税込)
串・ダイニング
陽菜(ひな)
住所 宮崎市中央通り3-22高野ビル1F
電話番号 0985-29-5580
営業時間 17:30~23:00(LO22:30)
定休日 日曜日