KOBUKURO LIVE TOUR 2011
あの太陽が、この世界を照らし続けるように。
コブクロ 6月29日、KOBUKURO LIVE TOUR 2011『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』例年より早い梅雨明け宣言をしたばかりの宮崎に、ツアータイトルそのままに、太陽とともに訪れたコブクロの宮崎公演2日目。二人の登場を今か、今かと超満員の観客が待ちわびる。迫力あるオープニング後、聴こえてきたのは心にじんわりと響くアコースティックギターとハーモニカのメロディ。新曲『焚き火の様な歌』で、ライブはスタート。この曲は、東日本大震災の後、作られたというもので、心に深く、深く、染み込んでいく。そんな曲をじっくりと聴いた後は、『Blue Bird』『Summer rain』『虹』と元気の出るノリのいい楽曲たちが続き、ライブスタート直後とは思えないほどに、ボルテージが急上昇する会場。小渕さんの「ただ今!!」の声に、客席からは「おかえりー!!」の声が響く。二人からのどこから来たか?の問いで、県内外から本当にたくさんのファンが集まっていることがうかがえる。また「今回のツアーは、本当に自由に、新しい曲も、懐かしい曲も、二人で選びました」とこのツアーへの二人の思いも語られ、ライブは続く。新しい曲も、懐かしい曲も…、の言葉とおり、聴き慣れた曲たちの中、様々な新曲が織り交ぜられる。手書きの歌詞が手紙のようにスクリーンに流れ、ほんわかとした気持ちで聴けた『ラブレター』。「恋人同士が電話をしていて、喧嘩でお互い話さなくなった時、電話の向こうに聴こえるざわめきが宇宙空間のように感じられる。無言の宇宙…、物理的な距離ではなく、遠い距離を感じる。でも、ちょっと視点を変えて、高い高い空の果てから見れば、日本の中で遠い地と思っていたところでも小さな同じ日本。二人の距離はこんなに近いんだなって」そんな視点で描かれたという『恋愛観測』は、今までになかった不思議な世界を持ち、観客を惹き付けた。その後も、『今と未来を繋ぐもの』『STAY』『流星』といったコブクロの世界を感じられる曲に魅せられていく。続いてのMCでは、みんなでウェーブをし、心を一つに『情熱の薔薇(THE BLUE HEATRTS)』『月光』『神風』『轍』と観客の盛り上がりも最高潮。迎えた本編ラストはツアータイトルでもある『あの太陽が、この世界を照らし続けるように。』
“過去”“未来”“今”という文字がスクリーンに映し出され、最後に【太陽】という文字に。スクリーンに映る太陽や空の映像と、二人の歌声が心に響き、思わず胸がアツくなる。地球の美しさに感動、その尊さをふと考えさせられた。
アンコールで新曲『蜜蜂』を披露、『Flag』で最高に温かく、楽しく、心に染みた約3時間のステージは幕をおろした。
また、宮崎に二人が帰ってきてくれることを今から楽しみに待ちたいと心から思う、素敵なステージだった。
コブクロ●公演終了後の小渕さんからのメッセージ!!
「ライブ会場に着いた瞬間から、“宮崎”のにおいがぷんぷんするんですよね。友だちや親戚が差し入れてくれる食べ物も本当に美味しいし、それを食べただけで宮崎を一瞬で思い出せる…。その香りが本当に懐かしいですね。ライブが始まれば、会場には見覚えのあるたくさんの顔があって、全国のファンの皆さんからも、宮崎のライブだけは絶対に行きたい!! と言ってもらえる特別な場所になっていて。コブクロは大阪から始まり、大阪を中心に広がってきて、大阪は大切な場所でしたが、もうひとつの特別な場所として“宮崎”をみんなが感じてくれていて…。昨年のスタジアムの力もあって、そんなみんなの気持ちがひとつになって、どんどんどんどん強くなっているなと嬉しく感じています。宮崎は、必ず、ずっとやり続けていく場所なので、これからのコブクロも、宮崎の皆さんにも楽しんでもらえたらと思っています」