北九州は小倉の隠れたソウルフード『ドキドキうどん』を食べてきた!!!

  • 2018/3/12
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北九州は小倉出身の知人から「ドキドキうどんを大量に仕込んだから食べに来いよ!」と1通のLineが届いた。

なぬ?!ドキドキうどん?なんじゃそりゃ?パンチの効いた名前だな、うまいのか?と思ったが、その危険な響きの食べ物を、興味本位ではあるが食べてみたいと思った。時間はちょうど昼前で、お腹も空いていたのもあって、「はい!行きます!食べたいです!」そう即答して知人宅に向かった。

ところでみなさんはこのドキドキうどんの存在をご存じたろうか?発祥の地と言われる北九州の市民でも知らない人が多いといわれる小倉南区(北方周辺)の幻のソウルフードだそうだ。

筆者は3年ほど北九州に住んでいたことがあるが(しかも小倉南区)その存在を知らなかった。くやしい。どんだけ閉鎖的な食文化なんだよ。と思う。

無知は悪だ。失礼のないように、まずドキドキうどんとはどんなうどんなのか、車の運転を部下にまかせてリサーチすることにしよう。ドキドキしながら調べてみた。

ドキドキうどんとは

現在、北九州(主に小倉北・南区)には、戦後まもない頃より販売されておりました「どきどきうどん(どぎどぎうどん)」という独特の肉うどんがございます。これは、サイコロステーキのような牛肉(ほほ肉・一部スジ肉)がゴロゴロと入った、他地域にはあまり見られない、とても珍しい肉うどんでございます。

また、この肉うどんを提供する店舗ではほとんどの店が、『肉うどん以外のメニューは置いていない』という特殊な経営形態をとっている個人店舗(商店)でもあります。また、個人商店経営であることからも、大通り等に面した店はほとんどなく、大体の店舗は裏路地や民家(店舗兼住宅)で運営しておりますので、正に、現在では 『 幻の肉うどん 』 に近い状態でございます。
(近隣住民以外の他地域の方々は、ほとんどその存在を知りません。)

この「どきどきうどん(どぎどぎうどん)」は、清水ハナヨさんという女性(故人)が戦中夫を亡くし、一人息子を抱えて、路頭に迷っていた時、何がしかの収入を得るための商売を始めようと思案し、およそ3坪程のスペースを間借りし、営業を開始させようやく完成した名物肉うどんです。いわゆる「ほったて小屋」のような小さなお店でした。

実は戦後当時、牛の頭肉(ほほ肉を含む)は、食肉加工センター(当時屠殺所と呼ばれていた)では、廃棄処分する肉であったそうです。今でこそ「牛ほほ肉」といえば高級部位の一つですが、当時、皮膚に近い頭肉は牛毛の処理を施すのが大変だったそうで、廃棄される原因となっていたそうです。
そこで、ハナヨさんはその牛の頭肉を無償で譲り受け、肉うどんとして販売し始めたそうです。当時、素うどんが1杯10円だったそうで、1杯15円で売れる肉うどんは、ハナヨさんにとって生活の一助となっていきました・・・・・。

この『どきどきうどん(どぎどぎうどん)』という名称も、それを食していたお客様方から、自然発生的に言われるようになった名称でございます。
戦後、まだ日本が疲弊し貧しかった頃、譲り受けてきた「牛ほほ肉の脂身」を捨てる事が、どうしてももったいなく感じたハナヨさんは、その全てを一緒に煮込んで提供していました。
そのため、出汁の表面に大量の脂が浮き(今で言う『背脂ラーメン』のような状態)大変どぎつく、うどんの出汁が「ギトギトしてる」というのを、一人のお客様が冗談めかしに「どぎどぎしとるのぉ~」と言った事がその由来で、そこから転じ「 どぎどぎうどん → どきどきうどん 」となっていきました。

現在は、脂身を程良く処理しておりますので、ギトギト感はほとんどないものもあります。(もちろんお店によってそれぞれ趣や個性は異なります。) しかし、コラーゲン成分がたっぷり含まれているせいか、出汁は冷めると「煮凝り」のようにプリン状になります。
このお肉や煮凝りを肴に、お酒を召し上がる方もいらっしゃいます。

*引用「どきどきうどん(どぎどぎうどん)」の起源と、その名の由来

なるほど、そんな歴史があったのか。なんか深いな。苦労したんだろうな、ハナヨさん。少し、感傷的になってしまった。

がしかし、ほほ肉か。ギトギトしてるのか、好きな類だ。うまそうだなぁ。ますます食べたくなってきた。そして何よりまず、そのビジュアルが気になってきた。

調べてみた。

ビジュアル@ドキドキうどん

ドーーーーーーーーン!!!

おおお!肉ゴロゴロ!!!ネギ!!!と、そしてこれは、ショウガだ!!!うどんにショウガトッピングしてある!あうのか?びみょーーーー。って思ったが口コミを見るとみんな大絶賛!あうんだ。

見た感じ、そこまでギトギトもしていない気がするが。店にもよるのかな??

さらに調べているとこんな情報もあった。

最近になって、北九州に営業にきた芸人がSNSで紹介するようになり、北九州の新しいご当地グルメとしても売り出しているらしい。

芸人達も大絶賛!小倉のソウルフード“どきどきうどん”


すげー!!!本当に来てるよーー!!!本当に有名なんですね。

北九州のラスボスグルメなのか、ギトギトなのに朝から食べれるのか、ふむふむ。

※よく読んでみたらまっちゃんは別の店に連れてかれたんですね。それを、そこじゃねーだろ!ってつっこまれてるんですね。資さん(すけさん)も北九州で人気のうどんやさんです。筆者もよく行ってました。

あと、注文の仕方もユニークです。

肉うどんの”肉大盛り”のことを、「肉肉うどん」、”肉もうどんも大盛”のことを「肉肉うどん大」と言うのだそうです。

これ本場の店に行って初めて言うのドキドキしますね(笑)

と、調べているあいだに知人宅についてしまった。ついに食べれる。愛しのドキドキうどん。あーーーードキドキする。

私「こんにちはー。お邪魔しまーす。」

お宅にお邪魔すると奥様が出迎えてくれた。

奥様「今準備してるから、もう少し待ってってねー。おなかすいてる?たくさん食べれる?」

きたきた!この問いを待ってた。なぜなら私は予習してきたからだ。

わたしは表情を変えることなくこう言ってやった。

 

 

肉肉うどん大っ!!!

 

 

奥様は言葉を発さず、下を向き、淡々と支度をしながらニヤリと笑った。ように見えた。よし、通じた。

そしてついにその時はやってきた。ドキドキしながらご対面!まずはこちらをどうぞ

ドキドキうどん@ビジュアル@知人の奥様
ドーーーーーーーーン!!!

これが「肉肉うどん大」。期待通りの面構え。ドキドキを通り越してバクバクしてきた。もう、バクバクうどんだ。
※今回のドキドキうどんは材料の調達上、ほほ肉ではなくスジ肉を使用。

はやる気持ちは抑えない派。さっそく、おろしショウガと粗めの一味をたっぷりかけていただいた。

まずはお肉をパクッ!おお、これは、スジ肉!スジ肉だが、プルップルでとんでもなく柔らかい。めっっっっっっちゃ柔らかい。なんだこれ。甘辛い醤油がしみ込んでて、じゅるじゅる食べれてしまう。あああああ、このスジ肉ずっと食べれる。。。って感じ。

さて、次は肉とネギとショウガをうどん麺と混ぜ混ぜして、一気にズルズルーーッ!!!!!

おおおおお!ショウガ!ショウガきたーー!

暑いうどんにショウガというのが、いまいちピンと来てなかったのだが、食べてみて合点がいった。

あれだ、ソーメン食べるときに、おつゆにショウガをいれる、あれスゴイ好きなのだが、あのあい方だ!

相性はバッチリです。2~3くちすすって、追いショウガをした。

たっぷりがおすすめ。そしてすごく体があったまる。寒い日の朝とか食べたくなるのはすごくわかる気がした。

さらに、出汁のうまさがハンパなく、一緒に用意してくれていた″おにぎり″が進む。

おにぎりをほおばって汁で流し込む!これを何度も繰り返しているうちに4つのおにぎりを平らげてしまった。

どんぶりも、皿も瞬殺で空っぽにして、私のドキドキうどん初体験は終了。

時間にすると15分もかからないあっという間の初体験だった。ご馳走様でした。

帰りにナント、奥様がスジ肉をタッパーに入れて持たせてくれた。今夜はスジ肉をアテに一杯やることになりそうだ。

いつか本場の北九州小倉で、聖地のドキドキうどんでドキドキしたいと誓い、家路につくことにした。

知人&奥様、本日は本当に貴重な体験をありがとうございました。ご馳走になりました。次回は無水カレーをお願いします。

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