THE RAMPAGE from EXILE TRIBE/5thシングル「Fandango」インタビュー

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THE RAMPAGE from EXILE TRIBE/5thシングル「Fandango」インタビュー

●前作「100degrees」は反響の大きい楽曲だったように感じましたが、リリース後はどのような実感を持っていますか?

陣「THE RAMPAGEの色をそのまま具現化できたというか、THE RAMPAGEらしさのど真ん中を表現できた曲だと思います。僕たちだからそう感じるのではなく、曲を聴いてくださった方やパフォーマンスを見てくださった方にも、ストレートに伝わっているという手応えも感じています」

●現在、初の全国ホール・ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』が続行中ですが、どのような手応えを感じていますか?

LIKIYA「デビュー前からTHE RAMPAGEについてきてくださっているファンの方々と会える機会はなかなかないので、全国各地を廻るたびにファンの方々に対する感謝の気持ちが強くなっています。もっともっと応援していただけるようにがんばっていきたいですし、このツアーを通して自分たちもさらに上のステージに行きたいという気持ちも強くなっています」

●Jr.EXILE世代としてライヴやツアーというものをどのように捉えていますか?

LIKIYA「僕たちは、先輩グループのパフォーマンス、パフォーマンスに対する意気込みや魂に触れ、学び育ってきた世代。EXILEさんの志、意思、想いを受け継ぎながら、新しい風をEXILE TRIBEに吹かしていく、そんなライヴやツアーを心がけています」

陣「僕たちの役割は、EXILE TRIBEの底上げであったり、新しい発信をしていくことだと思っています。THE RAMPAGEの若さや勢いを武器に常に攻めていく姿勢を持って、先輩グループがやっていないことにも挑戦していきたいです。ずっと先輩方を見て育ってきた立場ではあるんですけど、これからは僕たちの後輩グループも出てくるので恥じないパフォーマンスやライヴをしていきたいと思っています」

●5thシングル「Fandango」はラテンの要素を感じさせる旬なダンス・ナンバーですが、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?

川村壱馬「世界的に盛り上がっているラテン・ミュージックの要素を取り入れて、どうTHE RAMPAGEの曲に落とし込んでいくか、最初は正直あまりイメージできなかったんです。でも、歌入れをしてパフォーマンスも決まる頃には、なるほどと自分の中で腑に落ちました。この曲はぜひパフォーマンスを見ていただきたいです」

●「Fandango」というタイトルに込めた想いや楽曲の世界観を教えてください。

RIKU「タイトルは〈活気ある舞曲〉という意味を持つ言葉なんですけど、〈歌い狂う〉、〈踊り狂う〉という意味合いの曲になります。MVもしかりなんですけど、今までのTHE RAMPAGEとは違った新しい暴れ方が表現できた楽曲だと思っています」

吉野北人「個人的には凄くカラフルな色だったり、炎が見えてくるイメージの曲だなというのが第一印象でした。活気溢れるラテン系の弾けるビート感、タイトルの「Fandango」には〈踊り狂う〉という意味があるので、ダンスと歌でしっかり表現して聴いている人の心を熱く燃やしたいと思っています」

●歌詞の世界観について、どのような感想を持ちましたか? 実際に歌唱を担当するボーカル目線で、楽曲のポイントとなる歌詞があれば挙げてください。

RIKU「〈自由に踊れ 自由に歌え Rockしな宴を〉という歌詞が一番わかりやすいですね。僕たちが宴を盛り上げて、どんどん周りの人たちを巻き込んでいくという曲のメッセージが端的に表現されている歌詞だと思います」

川村壱馬「大暴れしているのと騒いでいるのでは、似ているようでニュアンスが違うじゃないですか。今回の「Fandango」は、騒ぐという新しい投げかけをしているので、その辺に新しさを感じます」

吉野北人「〈魂と魂が 出会い集う場所〉という歌詞があるんですけど、それは自分たちの熱い気持ちとお客さんの熱いエネルギーがぶつかり合って、さらに熱くなるようなイメージなんです。ファンのみなさんと対話をしているようなこの歌詞が気に入っています。全体的に、発信している自分たちだけじゃなく、聴いてくださる方の心も熱くさせるような歌詞になっていると思います」

●パフォーマー目線で気に入っているフレーズがあれば教えてください。

LIKIYA「ここは今回振りつけを担当した後藤拓磨に答えてもらいたいですね」

後藤拓磨「〈情熱の熱い絨毯〉という歌詞があるように、この「Fandango」は全体を通して情熱的な曲になっていると思います。ぜひ歌詞を見ながら聴いて欲しいです。実は1番と2番、Bメロとサビが同じ歌詞だったり、必要最低限のリリックだけを詰め込んで伝えている、この曲の情熱的な熱量を感じていただきたいです」

●今回のパフォーマンスは後藤拓磨さんが担当されたんですよね? どのように考えていったのでしょうか?

後藤拓磨「まず新しい挑戦になるという実感はありました。今回はダンスホール・レゲエ寄りの振りを考えていったんですが、そういったアプローチ自体も初めてでしたし、振りを作りながら僕も学んでいった感じです。あまり複雑なことは考えずに大きく大胆にということを意識して、何より楽しく情熱的なパフォーマンスになるように作っていきました」

●今作「Fandango」のMVで表現した世界観について聞かせてください。

RIKU「国内外問わず多くの方が目にする可能性もあるということを意識して制作しました。今回はこの「Fandango」が持つエネルギーを表現するために、ボーカル3人もかなり踊っています。ボーカルだからという気持ちを取っ払ってパッション全開で踊っているので、映像を一時停止したら顔がぐちゃぐちゃになっているシーンもあると思います(笑)」

後藤拓磨「完成したMVを観た感想になりますが、スピード感があって観ている人が画面に吸い込まれていく感覚になる作品だと思います。踊りが持つ大胆さとは別に、MVでしか見せられない構成にも注目して欲しいです。あとは、松明(たいまつ)ダンスがあったり、新たな挑戦もできた作品になりました」

●改めて今作「Fandango」は、どんな楽曲になったと思いますか?

LIKIYA「今まではガツガツした楽曲、逆に寄り添うような楽曲も届けてきましたが、今回のような〈みんなで同じ魂を持って遊ぼうぜ〉というメッセージは初めてでした。遊びの要素も感じていただける楽曲なので、ライヴでは音源とはまた違った色を見せられるんじゃないかなと思っています」

●楽曲が仕上がった今、リスナーにどんな風に「Fandango」を楽しいで欲しいですか?

陣「シンプルですが、自由に踊って、自由に歌って欲しいです。そうやって楽しめるのも、この楽曲の特徴でもあると思っています。いろんなしがらみのある世の中で、本能に従って自由に行動することを躊躇してしまうことがありますよね。例えば、上司の人に意見してみる、思い切って誰かを誘ってみる、そんな日常の一歩踏み込みたい時の後押しができる楽曲になればと思っています。自分が自分らしくいるために、自分をしっかりと保つきっかけの曲になってくれたら嬉しいです。僕もそうなれるように「Fandango」を聴いてがんばります(笑)」

●カップリング曲「The Typhoon Eye」は、どのようなイメージを持って制作に入ったのでしょうか?

川村壱馬「タイトルが〈台風の目〉を意味しているように、自分たちが台風となって新しい風や波を起こしていくという、そんな意気込みを曲に込めました」

●ここがポイントだと思った歌詞を挙げていただけますか?

川村壱馬「サビの〈WARINIG! WARNING! 気をつけな〉っていうところが、THE RAMPAGEの言葉遣いっぽくて僕は好きです」

RIKU「イントロの部分で〈(Jump! Jump!) Fly high(Jump! Jump) So high〉という歌詞があるんですけど、凄くシンプルにTHE RAMPAGEのメッセージが表現されていると思います。もっと高く飛びたい、さらに大きくなっていくんだという僕らの今の気持ちがこの歌詞に込められています」

吉野北人「僕はブリッジの〈広すぎる天空(ソラ)で 自分探して 土砂降りに打たれて 闘友(ナカマ)ができて 見上げれば快晴(ハ)れ〉という歌詞が好きです。個人的な解釈ですが、THE RAMPAGEは同じ夢に向かって苦しみながらもがむしゃらに突き進んできた結果、16人の仲間ができてすばらしい景色が見えるようになってきた、そんなグループだと思うんです。曲全体では攻めの姿勢の歌詞が多いんですけど、こういう自分たちのことを表現できている歌詞もこの曲のポイントだと思っています」

陣「あと、〈乱気流の煽り〉や〈風速アゲて行こう〉という歌詞も、この曲の台風の目というテーマに沿っていて他にはない歌詞ですよね」

RIKU「全体的に凄く遊び心に富んだリリックになっているんですよね。表面的な意味でもわかりやすいですが、実は裏テーマが隠されているようなリリックも散りばめられていたりします」

●ライヴではどんなパフォーマンスを披露してくれるのかも楽しみです。

LIKIYA「振りは今まさに制作中なんですが、言っていただいたようにライヴを一番にイメージして作りたいと思っています。今までの僕たちの楽曲って、結構クールな感じが多かったと思うんです。でも、今回はロック×HIP HOP感を出して、みんなで盛り上がって踊り狂えるような振りを作りたいです」

●カップリング曲「Dream On」はどのようなイメージで制作したのでしょうか?

LIKIYA「思い描く夢に向かって、自分をもっと強くしながら突き進んでいくような楽曲です。サウンド・アプローチも激しくないので、聴きやすい楽曲に仕上がったと思います」

陣「前作の「DERAM YELL」は完全にエールを送る応援ソングでしたが、この「Dream On」は夢をつかむために必要な想いをTHE RAMPAGEの等身大でつづった楽曲だと思います。この曲を自分たちが表現することで、THE RAMPAGEがやるべきことや想いを具体的に提示できたと思っています」

川村壱馬「もともとは『VOCAL BATTLE AUDITION 5』の2次審査の課題曲としてやらせていただいた経緯もあって、同世代の若者を素直に応援できるような歌詞を意識してラップ・パートの歌詞を書かせていただきました。全体的に見てもザ・等身大な歌詞ですし、トラックとのバランスもきれいに取れた自信作です」

●本曲を象徴する歌詞をピックアップするなら、どの部分でしょうか?

RIKU「フックの最後で北人が歌っている〈遥か彼方へと続く道は僕らがいま創る〉という部分ですね。この1行に、この曲のすべての意味が込められていると思います。まだ見ぬ場所に到達するために自分自身を信じて道を作っていくという姿勢は、僕たち自身に訴えている部分でもありますし、リスナーのみなさんにも訴えかけるメッセージだと思っています」

吉野北人「僕もRIKUさんと同じ歌詞が印象的でした。どんなことでも、結局は自分自身で道を切り拓いていかなきゃいけないわけですよね。なので、夢に向かっている人を応援する曲というよりも、支える曲というイメージが強いです」

後藤拓磨「RIKUさんが歌っている〈自分が自分のままに生きて それが輝きとなること〉という歌詞が好きです。人間生きていれば、うまくいくことよりもいかないことの方が多いじゃないですか。たとえうまくいかなくたって、心折れずに夢に向かってがんばっている姿がすでにもう輝いているんですよね。この1行には、そんな素敵な意味が込められていると思います。僕もうまくいかないことはたくさんありますけど、そんな時でも全力でやっていれば、がんばった分いつかは返ってくると信じています」

●ボーナス・トラックには「100degrees」の英語バージョンを収録。この英語バージョンというアプローチは恒例になっていますが、英語だからこそできた表現や挑戦したことによる発見はありましたか?

吉野北人「英語になると言葉数が増えるので、発音や言い回しに気をつけながらレコーディングさせていただきました」

川村壱馬「リズムが独特な曲なので、英語の音を乗せることによってさらにグルーヴが出たと思います。レコーディングも集中してやらせてもらったので、この曲でまた一歩成長できたと思っています」

RIKU「日本語歌詞の原曲よりも声の質感や色にこだわってレコーディングしたので「あ、自分もこういう音を出せるようになってきたんだ」とか「逆にまだまだこういう部分が未熟なんだな」という発見が多かったです。今回のレコーディングで得られた経験値は大きいと思います」

●リーダーのおふたりは、THE RAPAGEに英語バージョンの楽曲があることに、どんな感想を持っていますか?

LIKIYA「アメリカ、ヨーロッパ、アジアへと世界展開をスタートさせたLDHとともに、海外に向けて発信できることが嬉しいです。少しずつ自分たちの楽曲が世界に広まっていってくれたらという気持ちです」

陣「ゆくゆくは世界を舞台に活動していきたいという想いもあるので、そこに備えるためにも英語バージョンは大切なアプローチだと思っています。今から未来をしっかりイメージして、世界を視野に入れた展開を考えていきたいと思います」

●2018年は、THE RAMPAGEとして、そしてJr.EXILE世代として、どんな気持ちで活動していきたいと考えていますか?

川村壱馬「今年はTHE RAMPAGEにとってデビューしてから2年目の年になるので、1年目でつけた勢いをさらに加速させたいと思っています。EXILEさんの再始動もありますが、現状のEXILE TRIBEの中でEXILEメンバーがひとりもいないグループはTHE RAMPAGEだけなんです。だからこそ、新生グループとして縦横無尽に暴れ回り、新しい挑戦も世の中に発信していきたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします!」

後藤拓磨「再追加公演も含めて改めて今ツアーで47都道府県を廻るということは、歌い尽くし踊り尽くす1年になることだと感じています。ダンスへの感謝をもう一度考え直して、ダンスを極めていくことでお客さんへ感謝を伝えたいです。この1年、メンバーそれぞれがどうダンスや歌と向き合っていくかで、THE RAMPAGEの今後が変わっていくのかなと思います。」

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■リリース情報

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■ツアー情報

THE RAMPAGE初の単独全国ホール・ツアーの再追加公演も決定!
『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』

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